日向坂46 下田衣珠季インタビュー|「学生の頃、心を開くことができる友達は少数でした」ネガティブだった過去から、大好きなメンバーに囲まれ明るい空気の中心になるまで

撮影/藤原宏
━━その後、気持ちの変化はありましたか?
下田:いまは「ライブができる喜び」が大きくて。パフォーマンスを褒めてくださる方が増えたので、披露できる場所があることがうれしいんです。
━━その中で、自分自身ではどこに成長を感じていますか?
下田:『新参者』(25年11月)が転機になりました。それまでは「振りを完璧にする」や「歌詞を間違えない」といったことを意識していたけど、「想いを伝えること」を重視するようになりました。
━━そう思うようになったきっかけは?
下田:『僕に続け』のリハーサルに来てくださった TAKAHIRO先生の「パフォーマンスはただ踊るだけでなくて、想いを伝えるもの」という言葉に胸を打たれて。「自分に足りていない部分だな」と気づいたんです。
━━18thシングルに収録されている五期生曲『それでもいつか』では、下田さんがセンターポジションを務めます。今回のパフォーマンスでも、「想い」を大切にしているのでしょうか。
下田:この楽曲は、学生時代の心残りを歌っているんです。私は広く解釈して、これまで経験してきた「別れ」の際に感じた気持ちを歌に乗せたいと思ってます。振付もエモーショナルなものになっていて。例えば、大切なものを包み込むような振りがあるんですけど、その対象をイメージしながら腕を伸ばしています。
━━センターとして名前を呼ばれたときの心境を教えてください。
下田:フォーメーション発表では、名前を呼ばれたら前に出るんですが、今回は自分の名前を聞いた瞬間から心臓の鼓動が激しくなって、口を動かしても声が出ませんでした……あの時、ちゃんと返事したかったです! だけど、複雑な気持ちで動揺していたら、同期のみんなが「大丈夫だよ」「任せたよ」と声をかけてくれて。蔵盛は泣きながら抱きしめてくれたんです。私ももらい泣きしちゃいました(笑)。
━━時間が経って、改めてセンターとしての決意はありますか?
下田:最初は「なんで自分なんだろう」と思ったんです。だけど、曲をいただいて、歌詞と向き合うなかで、「これまで感じてきたことを『それでもいつか』に乗せることができたらいいな」という気持ちに変わりました。できることのすべてを出し尽くしたいです。やっぱり自分にできるのは「明るい空気を作ること」なので、ポジティブに同期を引っ張っていきたいと思ってます。
取材・文/大貫真之介
━━まだまだ続くインタビューは、『BUBKA11月号』をチェック! 「下田:『下田衣珠季はこんなにライブが好きなんだ!』とおひさまのみなさんに知っていただきたいと思います」

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撮影/藤原宏

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