【BUBKAアーカイブ特別版】柴田柚菜×奥田いろは「選抜でいることが、私の中で結構大きなものだったので……」|『“魂”のアンダーライブ特集』インタビュー全文掲載

撮影=田中健児
座長のメモリー
━━これまでのアンダーライブで印象的だった瞬間は?
柴田:一つひとつのライブに対して思い出はありますが、やっぱりいろはが座長を務めた36枚目のアンダーライブは、私にとってもすごく濃い思い出です。ツアーで期間が長かったのもあって。
奥田:長かったですね(笑)。
柴田:1カ月くらいかけて全国5カ所を回るツアーだったので。
奥田:あのときは、まわりの皆さんが先輩で、私が一番年下の座長だったんです。初センターということもあって、かなり重圧を感じていました。
柴田:いろはは年下と思えないくらい頼もしかったけど、まわりが全員先輩で、やりやすい環境ではないだろうなと思っていました。
奥田:でも、先輩の皆さんに本当に優しくしていただいた思い出があります。毎回スピーチを考えるために、「このツアーで幸せだったこと」をノートに書き記していたんですけど、ノートを開けたまま席を外したときがあったんです。そしたら、そのページに「いろちゃんが幸せそうにしていたこと」って、先輩が何人かで寄せ書きをしてくださって。
━━ノートに書き足してくれていた?
奥田:はい。戻ってきたときに「えっ!?」ってびっくりして(笑)。先輩方の温かさに触れて、胸がいっぱいになった思い出があります。
━━座長の大変さを感じましたか?
奥田:たとえば、リハーサルを始めるとき、メンバーを代表してスタッフの皆さんにご挨拶をするのですが、「いつも先輩がやられていたやつだ。どうやってやるんだっけ?」ということがありました。
━━座長の役割なんですね。円陣のかけ声は?
奥田:それも座長でした。ほかにもステージ上で毎公演スピーチを行ったり。すべてが新鮮でしたが、すごく良い経験させていただいたなという思い出が強いです。
━━柴田さんは38thシングルのアンダーライブで座長を務めました。
柴田:1日だけということもあって、体感としてはあっという間でした。だから、正直、あのときの記憶があまりなくて。でも、大変だったなという感じは全然しないんです。いろはと同じで、経験させてもらえてよかったなという気持ちが大きかったです。
━━約5年ぶりのノンストップライブでしたが、あらかじめ決まっていたんですか?
柴田:決まっていました。ただ、ノンストップは自分に合っているのかなと思いました。MCを挟まないライブっていいなと思っていたし、人数が少ないコンパクトさも自分らしくていいかなと思うので(笑)。
━━座長や初センターを経験して、アンダーライブの捉え方は変わりましたか?
奥田:アンダーライブは一人ひとりにスポットライトが当たりますし、毎回いろんなことに挑戦させてくれる場所なんです。たとえば、私が座長で回ったツアーは、メンバーそれぞれが「一番遠そうなものをやる」というブロックがあったんです。
━━イメージとかけ離れたことを。
奥田:ちなみに、私は“ロック”でした(笑)。でも、自分でやっていてすごく新鮮でしたし、ファンの方にギャップをお見せすることができたかなと思います。
柴田:アンダーライブは、メイクや髪型も含めて新しいことを試しやすいかもしれない。
奥田:衣装に合わせて、いつもと違ったヘアアレンジをしてみたり。
──柴田さんはポニーテールで踊っているイメージがあります。
柴田:ポニーテールはよくやります。結構好きなので。
──ツインテールは?
柴田:しないです(笑)。
奥田:イメージないかも。
──アンダーライブとツインテールはミスマッチ感がありますかね?
奥田:そうなんですよ。ツイン系の曲じゃない(笑)。
柴田:かっこいい曲をやることが多いので。
奥田:でも、今回のアンダーライブで「クリスマスに聴きたい乃木坂46の楽曲」をアンケート募集しているんです。だから、もしかしたらサンタさんの衣装とか着るのかな? と勝手に予想をしてて。
柴田:たしかに。
奥田:だとしたらツインテールもありかもしれないです。新鮮なアンダーライブになるかも(笑)。
──アンダーライブは、いろんな挑戦ができる場所なんですね。
奥田:スタッフさんと密にコミュニケーションを取りながら作っていく過程も楽しいですし、本当にいろんなことに挑戦して、自分の新しい可能性に出会える場所だなと思います。
──全体ライブとはどんなところが違いますか?
奥田:自分たちのやりたいことをスタッフさんに伝えやすかったりします。「こうしてみたいんです」と相談したり、提案をすごく柔軟に受け入れてくださるので。
柴田:人数が少ないのもあってか、アットホームで穏やかな感じがします。ただ、アンダーライブが始まった瞬間、ファンの皆さんのエネルギーに圧倒されてしまいそうになります。
奥田:もう体感が違いますよね。全体ライブほど会場の規模が大きくないので、ファンの方の熱量をよりグッと近くに感じることができるんです。
柴田:やっぱりファンの皆さんとの距離が近いですし、自分のファンの方がたくさん声を出して応援してくださるのがステージから見えるので。そういうのも関係しているのかなと思います。
──高い歌唱力を誇るお二人ですが、歌でライブに貢献したいという意識は?
柴田:貢献とかは思ったことがなかったですが、ただ自分が歌わせていただける場面がアンダーライブだと多いのはうれしいです。ソロで歌うこともあるので。
──緊張しませんか?
柴田:いろはが座長のツアーで、ソロで歌わせていただいたときは楽しかったです。何公演もあったので(笑)。毎回楽しく歌わせていただきました。
──自分のパフォーマンスをよりダイレクトに届けられる感覚がある?
奥田:それはあります。ステージとの距離が近くて、きっと肉眼でも見られるので。逆に気が抜けている瞬間があったとしたら、それも伝わってしまうので、緊張感はありますが。
──あらためて、お二人が思うアンダーライブの醍醐味を教えていただけますか?
柴田:会場の熱気や一体感がすごくて、ファンの皆さんのパワーを感じます。やっぱり人数が少ないぶん、まとまりやすいのもあると思いますし、コールもすごく聞こえてくるんです。私たちメンバーにとっても「応援してもらえてる!」とより強く実感できるのがアンダーライブなんじゃないかなと思います。
奥田:メンバー一人ひとりが自由に感情をぶつけることができるのがアンダーライブです。たとえば、悔しい気持ちを持っている子がいるとしたら、その気持ちを隠すことなく全開に出していいところだし、ファンの方もそれを真っ直ぐ受け止めてくださいます。そして、私たちメンバーだけじゃなくて、見ているファンの皆さんも「客席でめっちゃ泣いたよ!」とか「声が枯れるくらい叫んだよ!」と、自分の感情を素直に出したり、ぶつけることができるんです。だからこそアンダーライブは、毎回熱いライブになるのかなと思っています。
──アンダーライブが終わった後も忙しいと思いますが、この冬に計画していることはありますか?
柴田:いろはの家に行ったことがないんですよ。おうちで一緒にお酒を飲もうねって約束しているんですけど、まだそれが叶ってなくて。
奥田:そういえば、柚菜さんをおうちに招待したときに使おうと思っているグラスが家にあるんです。
柴田:えっ!? 何? そうなの?
奥田:大したものじゃないんですけど、「これ、柚菜さんと使いたいな」と思って買ったペアグラスがあって……。
柴田:行く行く! 楽しみ!
奥田:そういえば買ってたことを今、思い出しました(笑)。
──お二人は穏やかで落ち着いた雰囲気が似ていますね。
柴田:たしかに、いろはと二人でいると似た空気感を感じます。
奥田:柚菜さんと番組の企画で長崎に二人旅に行ったときも、朝4時まで起きていて、ずっと喋っていました。
柴田:喋ってた(笑)。
──カメラが回っていないところで?
奥田:はい(笑)。楽しすぎて。
──旅行先で知った新たな一面はありますか?
柴田:いろはは歌が上手じゃないですか。お風呂でもずっと歌っているのが聞こえてきて。
奥田:恥ずかしい!
柴田:それがすごい素敵で、聴き入っちゃいました。
──本気の熱唱ですか?
奥田:いやいや、鼻歌です。お風呂場で声がよく響くのが気持ち良くて(笑)。
取材・文=犬飼華

撮影=田中健児
柴田柚菜プロフィール
しばた・ゆな=2003年3月3日生まれ、千葉県出身。華やかなパフォーマンスと抜群の歌唱力を兼ね備える、乃木坂46のレディー・ユナ。全身が脈打つような情熱的なその歌声を聴けば、たちまちやる気に満ち溢れる。あと答えを急かせる。愛称は「ゆんちゃん」。
奥田いろはプロフィール
おくだ・いろは=2005年8月20日生まれ、千葉県出身。演劇界から絶賛の声が鳴り止まない乃木坂46が誇る、グレイテスト・ショーウーマン。演技力のみならず料理の腕も日々レベルアップしている模様。才能が渋滞している(ウォウウォウウォ)。愛称は「いろは」。
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