乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|田村真佑×松尾美佑、ラストステージを迎える同期に伝えたかったこと

撮影/田中健児
恩返しの時間
──39ブロックでは『大嫌いなはずだった。』を選曲しましたね。この曲にした理由は?
田村:乃木坂46に入るまでの自分は、自分の声とか緊張しちゃうところが嫌いでした。でも、加入してからありがたいことに声やMCを褒めていただけることが増えて。皆さんの声のおかげでコンプレックスを解消できて、むしろ一番のチャームポイントになったんです。褒めていただいたことへの感謝の気持ちを込めて選曲しました。
──そのかわいい声が嫌いだったんですか?
田村:そう言われると嬉しいです(笑)。でも、人より声が高いのがずっと悩みで。真面目な話をしても、ふざけているように聞こえるんじゃないかと思ったり、アニメ声だねと言われても、どう反応していいかわからなかったりして。今では褒めていただけるようになって、すごくよかったなと思います。
──そして、松尾さんの39ブロックは『シンクロニシティ』でした。
松尾:2019年の『NHK紅白歌合戦』で坂道の3グループが『シンクロニシティ』を歌ったことがあって、私たちはまだ研修生だったから出演できなかったんですね。でも、私たちが覚えたら3つの坂道の全員が踊れるようになるということで研修期間にお世話になっているダンサーさんがサビだけ振り入れしてくださったんです。研修生の私は、それが嬉しくて。そのダンサーさんに対してサンキューの気持ちを込めて選曲しました。あと、2年前、11周年のバースデーライブで、4期生ライブの日に『シンクロニシティ』でセンターをさせていただいたんです。でも、その日のパフォーマンスに納得いかなくて。なので、いつかもう1回できたらいいなと思っていたので挑戦しました。
──今回の出来はいかがでしたか?
松尾:大満足しています(笑)。
──松尾さんの卒業について伺いますが、田村さんは話を聞いた時どう思いましたか?
田村:卒業すると知って、寂しかったです。以前はそこまで深く関わり合うことはなかったけど、一緒にラジオ番組(『乃木坂46の乃木坂に相談だ!』)に出演することになって、圧倒的に話す回数が増えました。だからこそ、「えー、卒業しちゃうの?」という思いが強かったです。でも、美佑が決めたことだし、これから違う人生を歩んでいくわけだから、ちゃんと応援したいです。大学に通いながら活動を頑張っているのも知っていたから、元気に明るく見送ってあげたいです。
──大学と乃木坂46の活動の両立、大変じゃなかったですか?
松尾:いや、そうでもなかったです。中学生で入ってきたメンバーのほうが大変だと思います。大学は融通が利きますから。乃木坂46以外に居場所があるというのが、自分のメンタルを安定させてくれました。
──大学生活ではどんな刺激を受けました?
松尾:友達はそんなにできなかったけど、私の周りでは就活を頑張っていたり、バイトに汗を流したりしている子ばかりで。みんな一人暮らしをして、生活やお金の管理を自分でしているんですね。私はスタッフさんに支えてもらっているから、ありがたい環境にいるんだなと思いました。
取材・文/犬飼華
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「田村:それが気を許した証拠なんですよ。松尾ってサバサバしてるからそういうことしそうにないんですけど、実はそんなことはなくて」

撮影/田中健児
田村真佑プロフィール
たむら・まゆ=1999年1月12日生まれ、埼玉県出身。あざと可愛い魅力で恋に落ちた瞬間を逃さず心を奪っていく怪盗マユタン三世。最近では可愛がる側にシフトしているようで、まゆたん協会で後進を育成中。愛称は「まゆたん」。
松尾美佑プロフィール
まつお・みゆ=2004年1月3日生まれ、千葉県出身。『SASUKE』に出場するほどの運動神経で華麗なアクロバットを披露する一方、地に足のついた堅実さも特徴のみんなの相談役。鍛え上げられた足で大地を蹴り、卒業に向けたラストランを駆け抜ける。愛称は「みゆちゃん」。



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