2025-10-29 22:00

“坂道新参者シリーズ”第2章が開幕間近! 最新曲Wセンターを擁する乃木坂46、「イマニミテイロ」精神の日向坂46、そして櫻坂46は今回も「未来」を語るのか?

坂道シリーズ「新参者 二〇二五 LIVE at THEATER MILANO-Za」ロゴ

11月8日(土)から東京・東急歌舞伎町タワーで開催される「新参者 二〇二五 LIVE at THEATER MILANO-Za」。乃木坂46・6期生、櫻坂46・四期生、日向坂46・五期生が約1カ月の間に、各グループ全10公演を行う今回の公演。昼・夜公演と1日に2ステージが開催される日程も発表されている。“坂道新参者シリーズ”は今回で2度目。前回は2023年11月に乃木坂46・5期生、櫻坂46・三期生、日向坂46・四期生が挑んだ。グループの中心となって活躍する先輩たちと同じステージに立つ後輩たち。今回は、新たな「新参者」たちの挑戦が始まる前に、前回の公演を振り返り、「新参者」公演とは何なのかを考えてみたい。

まずは、2023年の1回目の「新参者」公演までの各グループの状況について、加入時期の差はあれど、一番若い期生がどのような活動をしていたのかを振り返ってみる。

1回目の「新参者」が行われた2023年11月時点で、乃木坂46・5期生は「真夏の全国ツアー」を2度経験。中西アルノが『Actually…』、井上和が『おひとりさま天国』で表題曲センターを務めており、井上に関しては2023年夏の全国ツアーで座長を務め、グループの顔となっていた。3~5期生のみになり「新生・乃木坂46」を掲げてリリースされた『人は夢を二度見る』(2023年3月29日)では、5期生5名が選抜入り。期別曲も『絶望の一秒前』から『考えないようにする』まで全5曲が制作され、全曲でセンターを務めるメンバーが異なるなど、5期生は圧倒的な経験値を積んでいた。

日向坂46・四期生は、「Happy Smile Tour 2022」の最終公演(11月13日)でステージデビュー。冠番組『日向坂で会いましょう』で個々のパーソナルな部分が明らかになり、ライブ経験も積んでいたが、一~三期生の「全員選抜」制度やリリースタイミングから、表題曲への参加機会がなく、四期生にとってカップリングの期別曲が彼女たちの輝ける場所だった。

そして最後に加入した櫻坂46・三期生は、デビュー前の合宿動画でグループから彼女たちへの期待値の高さが見られ、その期待に応えるかのように、期別曲『夏の近道』や『静寂の暴力』『Anthem time』がライブの定番曲となった。そして「新参者」公演の1カ月前、10月18日にリリースされた『承認欲求』では谷口愛季、中嶋優月、村井優、山下瞳月が選抜入り。さらに「新参者」の期間中には「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」が開催され、三期生は2つのステージを同時並行で経験した。

経験の違いはステージ内容にも現れていた。乃木坂46・5期生は「おひとりさま企画」という特別企画を実施。ソロパフォーマンスの時間が設けられ、一ノ瀬美空と小川彩がピアノの弾き語り、池田瑛紗は先輩・伊藤万理華の伝説個人PV『まりっか’17』をオマージュした『てれっさ’21』を披露するなど、アイデアや企画力で他のグループと差別化していた。ステージを作り上げる力が5期生11名全員に備わっていることを証明し、期としての完成度の高さを物語っていた。

もちろん他のグループもそれぞれでステージに意味を持たせていた。「新参者」と「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を同時並行で進めていた櫻坂46・三期生は、満身創痍の中でひとつの試みに挑んでいた。前身グループである欅坂46の楽曲『語るなら未来を……』の披露だ。最終公演でサプライズ披露された同曲はグループ改名後、一度もパフォーマンスされていなかった。当時のオリジナル衣装に身を包み、センターを務めた村山美羽は「先輩たちが大切にしてきたものを引き継いでいきます」と宣言していた。その後の三期生の活躍は、この時の宣言を現実にしているように思える。的野美青や山下、最新シングルの『Unhappy birthday構文』では村井が表題曲センターのポジションに立った。猛スピードで駆け抜ける櫻坂46に加入し、その勢いに振り落とされず、しがみついた三期生は「新参者」公演での誓いを確かなものにしている。

乃木坂46・5期生が培ってきた実力を、櫻坂46・三期生が自分たちの未来をステージで誓う中、日向坂46・四期生は「新参者」のステージで「他のグループと比べられる」という現実と戦っていた。そして藤嶌果歩はスピーチで「『新参者』が四期生にとって最後のチャンスだと思っている」という言葉を残した。この言葉の真意として、藤嶌は千秋楽後にブログで「日向坂として活動して1年、自身を持って結果を残せたと言えるものが無かった私たちに、目指すべき方向を教えてくれた」「ここで終わらせない、という強い覚悟が四期生全員に生まれ、一体感という目標が出来ました」と綴っていた。この思いを持っていたのは藤嶌だけではなかった。『BRODY』(2024年2月号)では渡辺莉奈が「まわりの意見に『日向坂46四期生はもっとできるんだ!』と強く言い返せないことが悔しかった」と語っていた。髪を振り乱しながら必死に踊り、自分たちの輝きを伝えるようとする姿勢。山下葉留花のように怪我をしながらもステージに立ったメンバーもいた。日向坂46と、前身のけやき坂46の楽曲が混在するセットリストには『イマニミテイロ』という、当時けやき坂46が欅坂46と比べられていた状況で、メンバーが「この曲に勇気づけられた」と口にした楽曲もあった。彼女たちは「新参者」のステージをリベンジの場とし、その思いをぶつけていた。

3グループそれぞれが違うバックグラウンドがある中で挑んだ前回の「新参者」公演。2025年の新参者たちはどんなステージを作るのか。前回以上に、他のグループと比べられることもあるだろう。現時点で各グループに与えられた期別曲は2曲ずつ存在する。乃木坂46・6期生は、11月26日リリースの40thシングル『ビリヤニ』で瀬戸口心月と矢田萌華がWセンターに抜擢され、グループの顔となる一歩を踏み出した。日向坂46・五期生は初ステージで横浜スタジアムを経験。初の単独ステージとなった「おもてなし会」の翌日にはグループの全体ライブにも参加しており、場数を踏んでいる。「新参者」期間中には「ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」の最終公演を控えており、2ステージを同時並行で進めている。櫻坂46・四期生は東京ドームと京セラドーム大阪のビッグステージに立った。

それぞれがどんなテーマを持って挑むのか。セットリストに彼女たちの思いが込められているかもしれない。『語るなら未来を……』のようなサプライズにも期待だ。坂道シリーズの未来を担うメンバーが揃い、しのぎを削り合う1カ月間。3グループ全30公演のステージが終えた先に見られる姿こそが、坂道シリーズの未来となる。

【関連記事】

・【ライブ写真】乃木坂46初披露の会「はじめまして、6期生です」

・【ライブ写真】日向坂46五期生の初パフォーマンス「おもてなし会」

・【ライブ写真】櫻坂46四期生お披露目イベント「First Showcase」

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING23:30更新

  1. 乃木坂46瀬戸口心月&矢田萌華Wセンター『ビリヤニ』ジャケット写真公開!コンセプトは“ホリデーギフト”
  2. 乃木坂46池田瑛紗の圧倒的スタイル姿に「これぞ美脚!」「天使コスプレもいい」の声
  3. =LOVE大谷映美里、ハロウィン仕様の特別衣装を披露「国宝級の可愛さ」「世間に見つかりますね」の声
  4. 櫻坂46村井優、大きな瞳が印象的な表紙カット公開!センターを務める13thシングル『Unhappy birthday構文』もリリース
  5. 元日向坂46加藤史帆、美脚際立つ爽やかオフショットに「ビジュ爆発」「美しい……」と反響続々
  6. AKB48伊藤百花、プールにジャンプ!! 青春感あふれる表紙カット解禁
  7. 日向坂46河田陽菜にオードリー若林が注意「格差を作っちゃ駄目だよ」
  8. 乃木坂46井上和、漫画キャラのコスプレ姿を披露で「完璧な再現」「スタイルがレべチ」「これは圧倒的……」と反響続々
  9. Rain Tree綾瀬ことり「みんなでたくさん大きなステージに立ちたい」3rdデジタルシングルリリースイベント開催
  10. 『ラヴィット!』名物・麒麟川島&櫻坂46小島凪紗コンビがラジオ初対談! 命がけのオーディション時に「笑う小島御殿」を築いた彼女の土壇場力
  1. 乃木坂46瀬戸口心月&矢田萌華Wセンター『ビリヤニ』ジャケット写真公開!コンセプトは“ホリデーギフト”
  2. 乃木坂46池田瑛紗の圧倒的スタイル姿に「これぞ美脚!」「天使コスプレもいい」の声
  3. =LOVE大谷映美里、ハロウィン仕様の特別衣装を披露「国宝級の可愛さ」「世間に見つかりますね」の声
  4. 櫻坂46村井優、大きな瞳が印象的な表紙カット公開!センターを務める13thシングル『Unhappy birthday構文』もリリース
  5. 元日向坂46加藤史帆、美脚際立つ爽やかオフショットに「ビジュ爆発」「美しい……」と反響続々
  6. AKB48伊藤百花、プールにジャンプ!! 青春感あふれる表紙カット解禁
  7. 日向坂46河田陽菜にオードリー若林が注意「格差を作っちゃ駄目だよ」
  8. 乃木坂46井上和、漫画キャラのコスプレ姿を披露で「完璧な再現」「スタイルがレべチ」「これは圧倒的……」と反響続々
  9. Rain Tree綾瀬ことり「みんなでたくさん大きなステージに立ちたい」3rdデジタルシングルリリースイベント開催
  10. 『ラヴィット!』名物・麒麟川島&櫻坂46小島凪紗コンビがラジオ初対談! 命がけのオーディション時に「笑う小島御殿」を築いた彼女の土壇場力

関連記事