7人組アイドルAsIs、“全力のステージを届ける”パワフルなライブ

7人組アイドルグループ「AsIs(アズイズ)」が、10月22日に開催された『IDOL FILE FESTIVAL 2025』に出演。9月22日に行われた、グループ初の全国ツアー『AsIs 1st TOUR -NO EDIT. NO FILTER.-』in TOKYO(FINAL)にて初披露された新曲「We are IDOL」を含む全5曲を披露した。

この日の『IDOL FILE FESTIVAL 2025』では、メンバーの山城虹奏が体調不良でお休み。ソロパートを多く担当していることもあり、残り6人のメンバー全員で全力パフォーマンスを展開した。

特に印象的だったのはオープニングナンバー『Black Swan』。今年8月にリリースされた楽曲で、“事前に予測することが非常に難しく、発生した時の衝撃が大きい出来事”という意味も持つ『Black Swan』。この日はメンバー1人を欠くという緊急事態に、ありのままの姿でメンバー全員で立ち向かう…という意味も込められていたのかもしれない。

イントロ、曲中、そしてアウトロ、さまざまなタイミングでまさに“Swan＝白鳥”のようなフォーメーションで、羽ばたくような美しい振り付けが特徴のこの曲。だがこの日は“羽”が1枚足りない。それでもあえてそこを埋めようとせず、あえて“空いたまま”のフォーメーションで演じることで、“ありのままで生きる”という曲の持つメッセージを示したのだろう。

AsIsの公式Xでは

AsIsはデビュー当初から、
“どんな状況でも全力のステージを届けること”を大切にしてきました。
たとえメンバーに欠員が出たとしても、フォーメーションや歌割りを直前まで調整し、パフォーマンスの質を落とさないよう全員で練習を重ねています。

としている。もちろん大きく変えざるを得ない部分、逆に変えない部分、その時々によって、最高のパフォーマンスをするために何が必要か。メンバー自身、一つ一つ経験を積み重ねることによって成長し、また来年、さらに大きなステージへとつながっていくに違いない。

そしてもう一つ、この曲では印象的なシーンも見られた。歌い出しを担当した瀬乃ひよりは、歌とダンスでグループを牽引する中心的存在の一人。ただ、このライブの少し前まで体調を崩したこともあってか、まだまだ万全の状態ではなかった。また、人一倍感受性が強く、感極まる場面もしばしば。この日の『Black Swan』でも歌に詰まる場面が。

その時、瀬乃の両隣にいたのは、先日グループのキャプテンと副キャプテンに就任することが発表されたばかりの桃井美月と北川姫子。ほんの一瞬の出来事ではあったが、歌のフォローに回る2人のとっさの動きがきらりと光った。今のグループを象徴する“全員で立ち向かう”という場面が垣間見られた場面でもあった。

ライブ終了後、瀬乃は自身のSNSで「悔しい気持ちと申し訳ない気持ちが溢れて、みんなから励ましてもらってばかりでごめんね　切り替えて、明日からも良いライブをお届けできるように頑張ります！　にいな(※山城虹奏)とも早く会いたい」と、率直な思いをつづっている。

AsIsはこの後、10月27日(月)に『ハロウィンパーティー2025』をVeats Shibuyaで開催する他、10月31日(金)には『ハロウィン大特典会』も開催される。

そして、『AsIs 1st TOUR -NO EDIT. NO FILTER.- TOKYO FINAL』の限定DVDの予約受付も10月31日(金)23時59分までと迫っている。