2025-10-18 12:00

私立恵比寿中学・安本彩花×柏木ひなた対談インタビュー|かつて同じグループだった戦友同士がたどり着いた新境地

柏木ひなた(写真左)と私立恵比寿中学・安本彩花
撮影/田中健児
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今泉作品の影響

──そして、レコーディング当日のスタジオに安本さんが待ち構えていて。

柏木:びっくりしたけど、最初はたまたまいたのかなと思ったんですよ。同じスタジオを使うこともあるだろうから。でも、彩花が今回の曲を書いてくれたんだってわかって、驚いたけど本当にうれしかったですね。レコーディングでは、彩花のボーカルディレクションを初めて受けることもできたし。

──安本ディレクションはどうでしたか?

柏木:すごくやりやすかったです。めっちゃ褒めてくれるし、こうしてほしいと明確に言ってくれるし。言葉で伝わりきらない部分は自分で歌って伝えてくれるので、そこも彩花ならではで強いなって思いましたね。

安本:たまに照れてるから、そこは特にしっかり照れずに歌ってもらえるように!

柏木:だって歌詞が(笑)。でも、そういうのも含めて楽しかったです。

安本:さっきも言ったけど、ソロになってからのひなたの活動を見ていると、めちゃめちゃかっこいいお姉さんの印象が強くて。そのイメージがあるからこそ、そこを崩すギャップを見せてみたいという狙いはありました。ちょっと少女感を出した歌声だったり、歌詞では不器用で素直になれないけどまっすぐな気持ちを表現できたらいいなって、そこは重要視しながらディレクションしました。

柏木:確かに、「少女少女!」言われた。

安本:ひなたって、すっごい少女でピュアな部分を持ってるけど、そこはあえて見せないところが子どもの頃からあるなって、私はずっと思っていて。なんかこう、わざと無邪気に少女っぽくする瞬間と、あえて大人っぽくする瞬間はあるんですよ。その2つも本当のひなただし素直な姿ではあるんだけど、もっと奥底には超ピュアな女の子がいる。潜んでるんですよ。それをなかなか見してくんないから、そこを見せたくて。

柏木:お前は誰だ(笑)。長年一緒にいるとね、こういうことになるんですね(笑)。

安本:はい(笑)。

柏木:おかしいわ(笑)。でも、たぶん彩花が言う通りなんですよ。きっと私を本当の意味で一番わかってると思う。それが楽曲にもすべて出ていると思うから、私のファンの人は「安本先生、ありがとうございます!」ってなるんだろうなと思って。

──YouTubeで公開されているMVのコメント欄には、安本さんがこんなリアルすぎる恋愛ソングを書くなんてという意見もありました。

安本:私、いろんな人の恋愛話をめっちゃ聞いてるから(笑)。それを全部組み合わせると、リアルな人間像が浮かんでくるわけですよ。あと、今泉力哉監督の映画が私は好きで。超リアルでむずがゆい恋愛を切り取る監督で、その作品を見まくっている影響もあるんじゃないかなって思う。

──カップリングの『しゃるうぃーだんす』も安本さんの作詞作曲です。

安本:『大好きで大嫌い』を作ったあとに、もう1曲踊れる曲を作ってみないかという話をいただいて作った曲です。ひなたの歴代のソロ曲にもいろんなタイプの踊れる曲があるけど、そこにはない踊れる曲、ひなたもファンの方も力を抜いた感じで踊れる、ラフでそんなに意味を気にしないでいい曲はないなと思ったんで、『しゃるうぃーだんす』という曲を作りました。こういう曲は普段の楽曲制作の中でも得意ジャンルなので、ちょっと自分の色も入れつつ作ってみた感じです。

柏木:『しゃるうぃーだんす』は、めっちゃ彩花だと思った。だからもう、レコーディングでも自分が彩花だと思って歌って(笑)。

安本:聴いたけど、「やす降臨!」みたいな感じで歌ってたね(笑)。

柏木:してたね(笑)。でもね、歌うのむずかしかった。これまでの踊れる曲とは違うというか、今まで力を抜くことを私はしてこなかったから。

──そういう意味でも、2曲ともソロシンガーの柏木ひなたにとっての新境地というか。

柏木:うん。ソロの柏木ひなたに新しい色をつけてくれたなって、すごく思います。

取材・文/大久保和則

──まだまだ続くインタビューは、『BUBKA』(2025年11月号)をチェック!

柏木ひなた(写真左)と私立恵比寿中学・安本彩花(写真右)
撮影/田中健児

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