櫻坂46 四期生ドキュメント最終章へ━━「原作に忠実」と振付師TAKAHIROが語る、四期生・佐藤愛桜は「静寂」を破り、センター・山下瞳月の壁を超えるのか!?

6月2日(月)、櫻坂46の公式YouTubeチャンネル「櫻坂チャンネル」にて、「四期生ドキュメンタリー『櫻坂46 四期生物語 —いま、わたしたちに、できること—』」のEpisode 06が配信された。
4月にお披露目された櫻坂46の新メンバー・四期生9名の成長と葛藤の日々が描かれている同シリーズ。Episode 01~05では、四泊五日の合宿の模様が記録されており、四期生には三期生曲『静寂の暴力』が課題曲として与えられた。「まだ、本当の意味での櫻坂46ではない」という言葉から始まった合宿で四期生は、ダンス経験の有無に関係なく、櫻坂46を背負う者として課題曲と向き合っていた。合宿最終日には振付師のTAKAHIROの前で披露。一人ひとりに講評が伝えられ、合宿を乗り越えた彼女たちは自信を手にしていたはずだった。
しかし、Episode06では厳しい評価が下される。都内のスタジオで「(合宿の)成果を見せてもらいたい」と言われ披露した『静寂の暴力』に対し、ダンス講師からは「ちょっとガッカリというのが正直なところです」「みんなの一番良かった時の『静寂』はどこにいっちゃったかな、と思いました」という厳しい言葉が投げかけられた。
メンバーもその言葉を受け止めており、山川宇衣は「ちょっと余裕が出てきてしまったからこそ、合宿の時に出せてた、必死にがむしゃらに踊ってる感じが出なくなってしまった」と語っていた。三期生の時とは異なる展開となった。
メンバーには落ち込んでいる暇はない。次の課題は、フォーメーションを踏まえた9人全員での『静寂の暴力』の完成。フォーメーションはくじ引きで決められ、センターは佐藤愛桜が務めることになった。これまでのドキュメンタリーでは、エピソード別に焦点を当てられるメンバーがおり、今回のエピソード06では彼女が主役だった。
佐藤は加入前に芸能活動をしており、ダンス力にも定評があった。しかし、その実力ゆえにダンス講師からは「『踊れてるなぁ……』で終わっちゃう。今の佐藤ちゃんの踊りを見ても、何もこっちには伝わってこなくて」と厳しい言葉をかけられ、涙を流す場面もあった。TAKAHIROからも「佐藤は一番、原作に忠実だった。作品へのリスペクトをすごく感じたし、今の佐藤のできる最大限をやろうとしているのも感じる。曲を大事にしてくれているがゆえの、超えなきゃいけない部分を自分が抑えつけてしまっているような。なので、この曲の向こう側にいった佐藤を見てみたい」と期待を込めた指導が行われていた。
そんな彼女が導かれるようにセンターに立つことに。リベンジの機会を手にした彼女が見据えるのは、『静寂の暴力』のオリジナルセンターである山下瞳月だ。佐藤は「私は瞳月さんみたいな表現力は全く無いと思うので、無いから伸ばしたいなと思っているんですけど、自信はないので。怖い部分はあるんですけど、こうなったからには『瞳月さんを超えるぞ』というぐらいの勢いで、強い気持ちで楽曲に取り組みたい」と意気込みを語っている。
目まぐるしく変化する環境に体調を崩すメンバーも出る中、四期生は少しずつ一つになっていく。三期生の時と同様に「ダンスリーダー」を決めるように求められ、年長組の浅井恋乃未(20歳)と勝又春(21歳)が就任。メンバー推薦でまず勝又が指名され、その勝又が自身の足りない部分を補う存在として浅井が指名された。選ばれて「嬉しかった」と語る勝又に対し、浅井は「嬉しいという気持ちよりは、『いいのかな?』という思いがあるんですけど。そう言ってもらえたなら『頑張ろうかな』という風に思って」と、頼りにされたことで自覚が芽生えていた。2人のリーダーを中心に四期生の一体感が強まっていく。
Episode 06では、待ちに待った先輩メンバーとの初めての対面の様子も収められている。堂々と思いを語る者もいれば、感極まるメンバーもいた。二期生・山﨑天とのファンイベントに参加した経験がある松本和子は「無料で、この距離で会ってしまって……、夢かな?みたいな」と、緊張の中でもほっとした表情を見せている。
次回で最終章に突入する四期生のドキュメンタリー。予告ではさらに厳しい言葉がかけられる場面が映し出されている。山下に挑むことで壁を乗り越えようとする佐藤をはじめ、四期生たちがどんな『静寂の暴力』を見せるのか。四期生9名の始まりの物語から目が離せない。
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