櫻坂46のダンス番長・武元唯衣が1年ぶりに選抜復帰!「諦めずに朝まで踊り続けた」からたどり着いた定位置
10月23日(水)に発売される、櫻坂46の10thシングル『I want tomorrow to come』。9月25日のMV公開から2日間で再生回数100万回を突破し、Buddies(櫻坂46ファンの総称)の作品に対する熱量が伝わってくる。2作連続でセンターを務める三期生・山下瞳月や、初選抜の三期生・向井純葉が話題になる中、今回は3作ぶりに選抜に復帰した二期生・武元唯衣に注目したい。
7thシングル『承認欲求』以来の選抜入りとなった武元。8th・9thシングル期間をBACKSメンバーとして活動し、8thシングルのBACKS曲『油を差せ』ではセンターを務めた。イントロで武元が見せるアンニュイな表情に宿る力強い視線、曲中のソロダンスが特徴的な一曲。また、彼女が座長を務めた「8th Single BACKS LIVE!!」は、表題曲が一切セットリストに入っておらず、カップリング曲のみで、BACKSメンバーの実力を見せていた。
そんな彼女の魅力として一番に思いつくのはダンススキルの高さだ。『承認欲求』では、メンバーが「ダンスのお手本」と語る一期生・小林由依とのペアダンスや、櫻坂46公式TikTokのダンス動画出演などで脚光を浴びた。グループ最大の魅力であるパフォーマンス部分において、彼女は欠かせない存在となっている。
そんな武元はバラエティ番組でも活躍している。冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?(以下、そこさく)』では、誰よりも早くガヤを入れ、MCから無茶ぶりされる、という展開になることもしばしば。特にハライチ・澤部佑との、信頼感があってこそ成り立つ言い合いは視聴者から好評だと語っている(BUBKA6月号/2024年4月発売)。他にも、櫻坂46メンバー×人気芸人のオリジナルコント番組『サクラミーツ』(テレビ朝日系)や、『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)では、お笑い芸人がメンバーを遠隔操作し、アイドルが絶対に言わないようなフレーズが飛び出す「人間インストール」企画などで活躍している。
BACKSメンバーとして研鑽を積み、前作9thシングルでの選抜復帰が期待されていた武元だったが、2作続けてBACKSメンバーとして活動することに。選抜発表後のブログで武元は、8thシングル期間に寄せられたファンの応援を振り返りつつ、「いつか、櫻坂に必要な人だと思ってもらえるまで、頑張りたいと思います」と熱い思いを語っていた。
9thシングル期間の武元は、更なるレベルアップに加え、BACKSセンターの三期生・石森璃花を献身的に支えていた。8th・9th期間を「絶対にまた表題曲が歌いたいと、腹を括って諦めずに朝まで踊り続けた日も、全部自分にとって必要でした」と、選抜入りに向けて模索し続けた武元。10thシングルのフォーメーションの発表時、彼女がこれまで選抜で立ち続けてきた3列目の端に呼ばれたことに、多くの武元ファンは歓喜したに違いない。フォーメーションの一番外側、それは隣に誰もいない状況で、視線を集め、音楽番組ではカメラに抜かれやすいポジションでもある。また、櫻坂46はフォーメーションの入れ替わりが激しく、移動も多い。負担の多いポジションを任せられる彼女は、櫻坂46に必要不可欠な存在と言っても過言ではないだろう。
さらに今作では、武元を愛してやまない向井も同時に選抜入り。「いとちゅけ」コンビを応援するファンにとっても嬉しい話だ。武元のことを「大好きでちょっかいかけたくなる」という向井。『そこさく』でスカートの裾を引っ張ったり、髪の毛をいじるなどのスキンシップを行う向井に対し、武元が怒るというやりとりをしたのを覚えているBuddiesも多いだろう。そんな武元だが、向井に勉強を教えているなど、お姉ちゃんのように振る舞っているという。現在、向井は腰の怪我で思うようにパフォーマンスが出来ない状況だ。同じ3列目端のポジションのお手本として、初選抜の後輩を支えている。
『I want tomorrow to come』のMVでは武元の表現力に目を惹かれた。3:42~の部分で映る彼女は表情で存在感を発揮している。ダンススキルに加え、BACKS期間で磨いた表現力が加わった彼女に、これ以上求めるものはないと筆者は感じている。後日アップされるであろう「Dance Practiceバージョン」での、武元のダンススキルにも注目したい。
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