2024-09-29 22:00

圧倒的なカリスマ性と比類なきオーラ!櫻坂46の象徴となった山﨑天19歳がアイドル界の“頂天”へ導く

19歳の誕生日を迎え、今後の活躍が期待される櫻坂46・山﨑天
19歳の誕生日を迎え、今後の活躍が期待される櫻坂46・山﨑天
ⒸByakuya Shobo Co.,Ltd 2024

9月28日に櫻坂46の二期生・山﨑天が19歳の誕生日を迎えた。13歳でグループに加入した彼女は、お見立て会で「山﨑天の“てん”は、頂点の“てん”。欅坂46をアイドル界の頂点に導きます!」と宣言していた。加入から約6年、「櫻坂46」への改名以降のグループに欠かせない存在となった彼女の魅力を紹介したい。

山﨑は、欅坂46時代の冠番組『欅って、書けない?』の初登場時、芸人・ジュリエッタのリズムネタを先輩メンバーと一緒に披露した。グループ最年少、末っ子キャラの天真爛漫な性格が明らかになった瞬間だった。

『そこ曲がったら、櫻坂?』(以下、『そこさく』)にリニューアルしてからは、彼女の憧れのヒーローであるスパイダーマンに全力でなりきったり、MCの澤部佑と卓球対決で煽り合ったりと、彼女のバラエティ力がますます躍動。「チーム対抗音楽バトル」企画では、尻込みするメンバーをよそに、間違いを恐れずハイテンションで歌い切り、スタジオを盛り上げた。『そこさく』の中心には、常に全力で楽しむ山﨑の姿がある。

また、ヒット祈願企画では山﨑の強運が見られた。『何歳の頃に戻りたいのか?』のヒット祈願で太刀魚を釣りに行った際、一緒に挑戦した藤吉夏鈴と森田ひかるが釣り上げる中、山﨑は制限時間内で釣ることができず、ヒット祈願は失敗に終わりそうになり、山﨑は涙を流した。しかし、港に戻る最後のチャンスで彼女は目標サイズを超える大物を釣り上げ、土壇場でヒット祈願は成功に。「運も実力のうち」であると知らしめた瞬間だった。

山﨑の勢いは冠番組以外でも絶好調。櫻坂46が初めて『紅白歌合戦』に出演した2020年の『明石家紅白』では、大阪弁が出ないという山﨑に対し、司会の明石家さんまが「13年大阪に住んでいて、今いくつ?」という質問すると山﨑は「15歳」と解答。さんまから「ほとんどやないかい!」とツッコまれていた。また、ダウンタウンの2人と『HEY!HEY!NEO! MUSIC CHAMP』(2021年4月10日放送/フジテレビ)で共演した際、山﨑が特技の「目の絵」を描いた。浜田雅功をイメージして描かれた目は、眉毛がおかっぱヘアーでまぶたが分厚い唇、眼球はゴリラの鼻となっており、浜田から「めっちゃイジってるやん!」と言われていた。

ここまでバラエティでの活躍を紹介してきたが、彼女の真価はステージ上でこそ発揮されると筆者は考えている。

彼女の凄みを初めて感じたのは、2020年7月26日の無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」でのこと。このライブではグループの活動終了と改名による再出発が発表され、欅坂46として最後の楽曲である『誰がその鐘を鳴らすのか?』が初披露された。その様子は櫻坂46の公式YouTubeチャンネルで見ることができるが、2:55~からの「一斉に口をつぐんで」の部分で登場する山﨑に注目してほしい。約5秒、たったワンフレーズだけだったが、当時14歳の彼女の力強い視線に衝撃を受けた。さらに、歌い終わった彼女の表情からもその余韻が伝わってくる。

「櫻坂46」への改名後、山﨑は表題曲で2回、アルバムのリード曲で1回、センターに立っている。山﨑初の表題曲センターである4thシングル『五月雨よ』は、2ndシングル『BAN』や3rdシングル『流れ弾』とは違ったバラード調で、彼女も「予想してない歌詞と曲調で、それまで表現したことがない気持ちを探さなきゃいけなかった」と語っている(BRODY4月号/2024年2月発売)。新ジャンルを開拓する役目を担った山﨑は、「違和感なく歌えるようになったのは『THE FIRST TAKE』で披露した時(2024年1月)」と語っており、リリースから約2年間、同曲のパフォーマンスを探求し続けていたという。

1stアルバム『As you know?』のリード曲である『摩擦係数』では、1st・2ndシングルのセンターである森田とWセンターを務めた。野生チームと理性チームに分かれ、ブレイクダンスが特徴的な同曲。東京ドーム公演(2024年6月開催)では、2つのステージに分かれた森田と山﨑が向かい合って踊る姿を覚えているファンも多いだろう。BUBKA1月号(2022年11月発売)で山﨑は『摩擦係数』を「櫻坂46の名刺として提示できる曲を作ることができたらいいなと願っていました。グループのイメージが固まって、この曲が櫻坂46のスタートラインなのかもしれません」と語っている。

山﨑が2度目の表題曲センターに立った『何歳の頃に戻りたいのか?』では、MV監督から「カリスマになってほしい」とリクエストされたという。特徴的な髪型や、他メンバーと一線を画す衣装、強調されたメイクなどに“カリスマ”要素が詰め込められ、山﨑も「いい意味で支配していくイメージで踊りました」と語っている。『Start over!』と『承認欲求』などの過去作のダンスが組み込まれ、改名後にグループの中心として支え合ってきた藤吉・森田センターから続く3部作の締めを飾るのに相応しい一曲だった。

これまで櫻坂46は東京ドームで2回ライブを開催している。1度目は『摩擦係数』が収録された1stアルバム『As you know?』を冠した「2nd TOUR 2022 “As you know?”」のツアーファイナルで、2度目も『何歳の頃に戻りたいのか』の歌詞にある「Go on back」にちなんだ「櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?」のツアーファイナルだ。奇しくも山﨑がセンターに立った期間で、櫻坂46は東京ドームのステージに立っている。彼女はグループの節目となるタイミング、積み上げてきたものを確かめる時にセンターを務め、東京ドームで櫻坂46の最高到達点を更新し続けてきた。2度目の東京ドーム公演で印象的だった赤と黒の衣装に身を包んだ山﨑からは、圧倒的なオーラとカリスマ性が溢れていた。

オーディション時、山﨑は一期生・平手友梨奈を推しメンと公言し、Wセンターでステージに立ちたいと語っていた。欅坂46で唯一無二の存在感を放っていた平手と同様、山﨑も圧倒的なオーラとカリスマ性を持っていると筆者は信じてやまない。しかしそれは、櫻坂46のメンバーと作り上げてきたもので、決して彼女が一人で磨き上げたものではないとも考えている。メンバーと一緒にいることを何よりも喜び、楽しむ彼女だからこそ持ち合わせた資質だ。彼女はメンバーと共に櫻坂46をアイドル界の頂“天”に導く。

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