2024-07-07 10:00

NMB48安部若菜×塩月希依音×坂田心咲が語る、新公演が生んだ変化と楽曲への思い

NMB48安部若菜、塩月希依音、坂田心咲にインタビューを実施
撮影/岡本大翼

2024年1月1日、NMB48の新オリジナル公演「天使のユートピア」の制作が発表された。「ここにだって天使はいる」以来、10年半ぶりとなる新公演に、ファンのみならずメンバーも大きな期待に胸を膨らませた。そんなメンバーの中から、安部若菜、塩月希依音、坂田心咲にインタビューを実施。初のオリジナル新公演への思いを語ってもらった。

妹キャラからキャプテンへ

――この公演のキャプテンには泉綾乃さんが指名されました。どんなキャプテンぶりでしたか?

塩月希依音> 本人は「全然できてない!」と言うんですけど、めっちゃキャプテンしてます。レッスンでは毎回ダンスの映像を撮るようにしているんですけど、毎回細かく確認してくれているのが、あーのんでした。あと、スタッフさんとやり取りをして、MCの構成を話し合ってくれていました。副キャプテンの瓶野神音ちゃんは、あーのんをフォローする役割をしてくれました。

安部若菜 あーのんは真面目な子なので、キャプテンにドハマりしています。でも、気負いすぎるところがあったので、そこは周りが声をかけていました。あーのんは、「みんなでキャプテンをしてくれた」と言ってくれていましたけど、妹キャラやったのに、いきなり完全なキャプテンになりました。それにはビックリしましたね。

塩月希依音 ダンスの先生も初日が終わって、「この公演で一番変わったのは、あーのんだ」と言っていました。キャプテンとして頑張ろうという気持ちが前面に出ていて、目に見えるほど変わりました。

坂田心咲 いろんなことに対して動いてくださっていました。リハでも手拍子してくれたり、まとめてくれたり。ダンス面でも引っ張ってくれました。最近、神音さんと仲がいいなって秘かに思っていました。握手会の合間も2人でしゃべっているのを目撃したんですけど、すごく相性がいいんだろうなって思います。

――後輩がキャプテンに就くのは難しい面もあると思いますけど、見事にこなしていたんですね。そういえば、夏のコンサートで……。

坂田心咲 そうなんです。私と希依音さんが紅組・白組のキャプテンをやらせていただくことになって……。

塩月希依音 できそう×2。余裕。

坂田心咲 やめてください(笑)。そういうの初めてなんで。どうなるかわからないのが正直なところで、キャプテンは引っ張るという印象があるけど、私は私らしくやればいいかなと思っています。

塩月希依音 さかたん以外、全員「できる」と思ってる(笑)。

安部若菜 そう。バーベキューを賭けて、な。

新公演の難しさ

――レッスン中、AKIRA先生から言われて、覚えていることはありますか?

塩月希依音 『君はエイリアン』でかわいい振り付けを作る時、「これ、俺が考えてると思われたら嫌やわ~」ってよく言ってました(笑)。内股になったり、首傾げたりして、ザ・女の子の要素が詰まりまくってるんで。

坂田心咲 言ってました(笑)。

塩月希依音 でも、今回のリハ期間でAKIRA先生が珍しく弱音を吐いてて。いつもなら、さっと振り入れして、さっと帰るのに、「自分が手掛けたものが世に出て、自分では100点と思ってるけど、お客さんがどう思うかはまた違うから。2つ目のオリジナル公演を自分が任されたと考えると怖くて、今すぐ帰りたい」って。こんなにプレッシャーを感じてはったんやと思いました。

安部若菜 ちょっとキュンとしました(笑)。

――舞台監督はNMB48を長く見ている方ですよね。SKE48の新オリジナル公演もその方が担当していましたが、初日の直前まで変更していました。その点、どうでしたか?

塩月希依音 今回はセリをどう使うかという点でかなり悩んでいた様子でした。だいたい1回直したら、その後は変更しないものなんですけど、今回は、特にM1ですごく悩んでいました。何回も修正していたので、「いろんな公演を手掛けてきた方でもこんなに悩むんや」って思いましたね。

安部若菜 私が研究生時代、その監督さんに言われたのが「今まで観た中で最悪」という言葉で。その記憶がずっと刻まれていて(笑)。

塩月希依音 言われたね(笑)。

安部若菜 でも、今回は選抜メンバーとして出演して、褒めてもらえたのが嬉しかったです。

坂田心咲 私も加入直後の公演を観てもらったときに厳しい言葉をいただいて、相当ひどかったんだなって反省しました。とても厳しい方ではあるんですけど、今回の公演では前向きな言葉をいただきました。もしかしたら満足してくださった部分があったんじゃないかなと思って、嬉しかったです。

塩月希依音 私が始まる前に言われて救われたのが、「上手くやろうとしなくていい。自分らしくやりな」ということでした。自信をなくして、帰りたくなっていたタイミングだったので、自分を認めてもらえた気がして、その言葉で乗り切れました。

ダンスは嫌でした

――ユニットについてもお聞きします。

坂田心咲 私は『君はエイリアン』担当です。私、かわいい曲をやりたかったので、ほんとに嬉しくて! 衣装はピンクのメイド服で、ニヤニヤが止まらなかったです。大満足です!

安部若菜 次の曲が『チュッてギュッてグッと♡』。これは(ぶっ恋呂)百花さんが作ってくださった曲で、公演の後、百花さんとごはんに行って、いろいろ聞いたんです。百花さんは曲の制作だけで、リハで手錠を使った演出になってるのを知って、ビックリしてました。最後にキスする演出もあって、「私はやってない!」って言ってました(笑)。AKIRA先生が百花さんの思考に寄せていった結果でしょうか。

塩月希依音 で、次が『SPARK』。これはダンスナンバーで、そんなユニットに自分が選ばれたことが嬉しかったです。『Must be now』や『野蛮な求愛』みたいなバキバキのダンスとは違って、魅せるダンスなので、意外と苦戦しました。

安部若菜 私は嫌でした(笑)。ダンス曲、めっちゃ苦手なので。メンバーからも「ダンスメンバーにわかぽんがおる!」ってイジられて。でも、選ばれたからにはやるしかないので。一番練習した曲です。これを機にダンスメンバーになります!

塩月希依音 次が小嶋花梨さんのソロ曲『美しく激しく咲く』です。

安部若菜 これはもう「小嶋花梨です!」って感じ。曲調も衣装もこじりんさんに寄せて作ったと思います。♪真っ赤に燃えるサルビア、という歌詞もこじりんさんのペンライトカラーが赤だからだろうし。

塩月希依音 『最高に下品なアタシ』は衣装も赤で、赤のイメージがあるソロ曲ですが、この曲は白い衣装になっています。でも、みんながペンライトで照らしてくれた結果、白が赤く染まるという意味を込めているみたいです。

安部若菜 ユニットも含めてだけど、他の48グループの方が「やってみたい!」と思うようになったらいいですね。

取材・文/犬飼華

塩月希依音=しおつき・けいと|2005年12月15日生まれ、大阪府出身。新公演でセンターの座を射止め、さらに多くのファンから愛されること間違いなしの“しおづきんちゃん”。高校を卒業し大人になった今では「ケイト旅」の途中で寄り道することも。愛称は「けいと」。

安部若菜=あべ・わかな|2001年7月18日生まれ、大阪府出身。著作「アイドル失格」は実写ドラマ化を果たし、著述も勢いに乗るワカナ・クリスティ。鍛えた表現力と幅広い知識で次の時代へ急行。愛称は「わかぽん」。

坂田心咲=さかた・みさき|2005年11月8日生まれ、大阪府出身。ひとたび舞台に立てば洗練された動きで美しく魅せるオードリー・サッカターン。29thシングル『これが愛なのか?』では塩月とWセンターを務め恋慕に舞った。難波の休日は家でのんびり過ごす派。愛称は「さかたん」。

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