2022-06-05 18:00

マネージャー&プロデューサー清水大充「Especiaは部活動だったんですよね 定時を過ぎてからやるものでした」

Especia
Especia

楽曲派という言葉が死語になる前に伝えることがある!ということで始まった当連載。今回は、6月で結成10周年を迎えるグループEspeciaのマネージャーを務める清水大充が登場。Especiaはなぜ楽曲派を代表するグループに成長したのか。結成当初からリユニオンまでの軌跡を振り返る。

Especia立ち上げの経緯

――まさか受けてもらえるとは思わなかったです。

清水大充 めっちゃ悩みましたよ。会社に伝えたら、おもろいから受けろということだったので、わかりましたという感じです。

――社内的にはEspeciaの10周年公演はどう見られているんですか?

清水大充 もともとはメンバー発信でやって、利益が出たらメンバーたちで分ければいいじゃんという感じだったんです。僕とメンバーの間では「40人くらいは集まるかな?」と話していたし、赤字が想定されるものを会社から許可はもらえないので。それでライブの発表をしたら、音楽ナタリーに取り上げられたりして、結局550人くらい応募が来てしまったという。

――完全に自主イベントなんですね。

清水大充 はい、僕はOKと言っただけですね。半年くらいつばさのプロデューサー陣と久しぶりに飲んだときに相談したら、「めっちゃおもろいからやればいいじゃん」と言われて。「WWWくらいだったら埋まるんじゃないですか」みたいな話をしてたんですけど、埋まるわけないと思ってたんですよね……現役時代にこれだけの人が安定して来てくれたら解散しなかったのに(笑)。

――BELLRING少女ハートも10周年で急に再始動してリキッドルームを埋めてますからね。時代が一周して、当時熱狂した人や後追いの人の間で盛り上がっている気がします。改めて清水さんが大阪でEspeciaを始めた経緯から聞かせてください。

清水大充 僕は当時、別のアーティストのマネージャーをやっていて、その子が上京するタイミングだったんですよね。そのあたりでBiSが大阪で初ワンマンをやるやらないという話があって、(渡辺)淳之介からアイドル面白いよという言葉も聞いていて。それで自分もなにかやってみようかなと思ったのがひとつと、あとはつばさレコーズとジャンカラのオーディション企画で準グランプリをとった冨永悠香がいて。1年間の無料ボイトレ特典があったんですけど、その期間がちょうど終わるタイミングだったんです。この子をどうにかしたほうがいいよな、という気持ちもあるなかで、当時つばさのスクールのメンバーだった三ノ宮ちかがグループをやりたいと持ち掛けてきたので、じゃあアイドルやってみようかという流れになりました。

――会社は自由なことができる雰囲気だったんですか?

清水大充 いや、そんなことはないですよ。ほぼ僕ひとりで大阪支社を回していたようなところもあったので、数字的にあまりよろしくもなく、色々な施策を考えなくてはいけない状況ではあったんです。だからEspeciaは部活動だったんですよね。定時を過ぎてからやるものでした。

――終業後に動いていたんですね。

清水大充 横山(佑輝)と楽曲の打ち合わせをするのも基本的には業務後でした。彼も本社での仕事があったので。うちの会社はオーナーがやりたいアーティストを盛り上げていくチーム編成だったんですが、福原(慶匡)さんがアニメでヒットを作ったんですね。それでスタッフからヒットが生まれていいんじゃないの、という空気感はできていったんですよね。

「BUBKA6月号」コラムパック
「BUBKA6月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  2. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』第1弾
  3. 田村潔司「解析UWF」第11回…Uの復権を信じ進む若き戦士たちの覚悟
  4. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  5. Uインターの生き字引 鈴木健が語る 髙田延彦vs北尾光司戦の真実
  6. 【コラム】2025年大躍進の=LOVE、紅白歌合戦へ出場はあるのか
  7. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  8. “座長”乃木坂46 冨里奈央「37枚目アンダーライブ、行くぞーー!」に込めた決意
  9. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  10. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#49「レッカーを経験しました。」
  1. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」座長・五百城茉央「2026年の乃木坂46にも期待していてください!」
  2. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」松尾美佑・矢久保美緒の卒業セレモニーにクリスマス特別企画、『純粋とは何か?』を歌った日本武道館3dyasが閉幕!
  3. 乃木坂46小川彩、“一発正解”で高級靴下をゲット!梅澤美波&弓木奈於からは「まだ早いよ~!」
  4. 日向坂46金村美玖の至れり尽くせりな“おもてなし力”に一同騒然
  5. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集 終幕レポート|五百城茉央と『純粋とは何か?』 理想と現実のはざまで見せた集大成
  6. 櫻坂46井上梨名、自身の卒業企画でリベンジ失敗も晴れやか「いいところを見せられた」
  7. 乃木坂46 池田瑛紗、“推しメン”を公言の後輩と“推し作品”の展示会へ「これはデートですか⁉」「初号機と戦えるビジュアル」
  8. 日向坂46 松田好花、単独ラジオイベントで大会場を埋めるも、サブスク課金勢の少なさを知り落胆……「このまま終わる好花じゃない」と闘志再燃
  9. I MY ME MINEが4thワンマン開催! 新曲初披露に加え2回目の全国ツアー開催を発表
  10. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|五百城茉央が語る”純粋”とは? 「この世界って、いろんな人の言葉を聞くことがあるじゃないですか」

関連記事