2022-05-05 20:00

作編曲家・Rillsoul「ブラックミュージックの入り口になるような音楽を作りたい」

――あそこまでよれたビートをアイドルポップスに導入した人は後にも先にもいないと思います。

Rillsoul ありがとうございます(笑)。でも、日本ではあまり受け入れられなくて。逆にグラミーアーティストのウィル・ダウニングという人がアメリカの自分のラジオでかけてくれたりして。

――へー!

Rillsoul フィラデルフィアの友達から連絡があって。ウィル・ダウニングが『WestPhilly』をかけてくれてるで、と。それは嬉しかったですね。

――同じくフィラデルフィアをテーマにした『Rittenhouse Square』も『West Philly』に近いアプローチの本格的なソウルでした。ですが、のちにRillsoulさん自身がプロデュースしたYORUWAKOREKARA(以下ヨルコレ)の音楽性はまた少し違うのかなと思うんです。それまでの期間に考え方や作ってみたいものの変化があったのでしょうか。

Rillsoul その間にHALLCAがあるんですけど、初期はEspeciaの名残りがまだあって、途中からは好き勝手やっていた反動がきたというか。さっき言ったように、Schtein&LongerやPellyColoがいたからコアにいけたんですけど、HALLCAでは自分もメインになってきたので、コアすぎるのもなぁと思うようになって、ちょっとずつキャッチーな方向にシフトしていきました。それは現在進行形でそうです。

――HALLCAさんのソロでは手掛ける曲数も増えたことで、様々な曲を作るようになったという背景がある。

Rillsoul たしかにそれもあります。あとは純粋にHALLCAに売れてほしい(笑)。自分も海外の最新の曲を勉強したりして、そういう音作りを採り入れたりしていったのがHALLCAの作品です。で、もっともっとわかりやすい、ブラックミュージックの入り口になるような音楽を作りたいなと思って始めたのがヨルコレなんです。

――コアに傾き過ぎると広く聴かれなくなるというのはEspeciaの頃から感じていたことだったりしますか?

Rillsoul 当時はそれでもよしという考えだったんです。売れなくてもいい、くらいの。それよりも好きな音楽を表現したいという考えでした。ただ、それは青臭さが抜けてないというか、僕の音楽はそこまで認知されているわけではないので、やっぱりもうちょっとわかりやすいほうがいいのかなと。大人になったのかもしれないですね。

――記事の続きは発売中の「BUBKA6月号」で!

取材・文/南波一海

Rillsoul=リルソウル|Blackstone Village主宰。アメリカ留学から帰国後、つばさミュージックスクールににてボーカリストの育成に携わる。楽曲提供と並行し、Blackstone Villageとしても楽曲制作を行っている。

「BUBKA6月号」コラムパック
「BUBKA6月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#13「プロにおまかせしてきました」
  2. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  3. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  4. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.4 澤部渡、「呪い」をどう楽しむかと思ってた
  5. 【吉田豪インタビュー】渡辺俊美、頑張らないこそ築けたキャリア
  6. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  7. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#23「足跡、はじめました」
  8. 乃木坂46星野みなみ「違う人生を選んでいたらどうなっていたんだろうって気にはなるけど、乃木坂46に入って良かった」
  9. 【吉田豪インタビュー】井上富雄、過去のものはそんなに引っ張らないでいきたい
  10. 「ひなた坂46」が横アリ2日間で起こした奇跡!山口陽世の「ひらがな、ぶちかませ!」でこじ開けられたグループの新たな扉
  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 乃木坂46 6期生・瀬戸口心月、愛らしいルックスで表紙を飾る
  3. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  4. ≒JOY・江角怜音、強さと美しさを表現
  5. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  6. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」
  7. SKE48長谷川雅「みんなで精いっぱい頑張っていきます」若手メンバーによる新公演スタート
  8. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  9. STU48中村舞ら大勢のファンに感謝!映画『鬼ベラシ』“舞台あいさつツアー”無事終了
  10. 「乃木坂46の流儀」に日向坂46 松田好花が信じられないと驚嘆! 理想の先輩・久保史緒里の「グループアイドル論」