2022-02-04 20:30

たむらぱん(田村歩美)「“その一瞬”に対して焦らないでもいい歌を通してそう感じてくれたらいいなと思ったし彼女たちだから伝えられると思いました」<私立恵比寿中学の音楽のすべて>

――想像を超えてきた感じですか?

たむらぱん そうですね。曲の幅が広がって、この曲を聴いた人が感じ取れる受け皿が広がったような気がしました。感情のままに歌っている粗さとか、最初はこれでいいのかと思ったけど、最終的にはこれでいいんだと思わせる説得力が彼女たちの歌にあったんです。

――続いて提供した楽曲が、『大人はわかってくれない』(’12年8月リリースのシングル。1stアルバム『中人』にも収録)です。発表されて以降、ライブで歌わなかった年はなかっただろうというほど、その時々の私立恵比寿中学で歌われている楽曲ですよね。

たむらぱん タイトルがタイトルだけに、大人になったら歌ってくれるのかな?って思ってたんですけど、結果的にずっと歌ってくれてるから面白いですよね。歌詞に〈大人の過去は誰もが 間違いなく子供〉〈そう私たちも子供 だけどいつか大人〉〈雨よ降れ風よ吹け 私たちは負けない〉というフレーズがあるですけど、エビ中はそれをすごく体現してくれている気がします。だから、大人になった今歌っても、全然変じゃないんだと思います。エビ中は、昔があるから今があるということを証明してくれてるし、昔と今は絶対切り離せなくて、昔だって今だって間違いじゃないって、そういうことを体ごと教えてくれているような気がしてるんです。最近聴くと、特に。

――『誘惑したいや』(’13年リリースの1stアルバム『中人』に収録)も長く歌われている楽曲で、昨年の新メンバーオーディションの最終合宿では課題曲として候補生たちも歌っていました。

たむらぱん 確かこの曲ぐらいから、歌を歌うクオリティが急激に上がってきたと思います。Dメロから落ちサビのあたりでメンタルが乱高下するようなメロディーがあるんですけど、そういうパートをすごくドラマチックに描いてくれていて、ただただ感情に乗せて歌うのではなく、音楽として歌に感情を乗せて届ける力がどんどんついてきた印象でした。

――’16年の3rdアルバム『穴空』には、カラフルなイメージの『ポップコーントーン』が収録されています。

たむらぱん これは、『大人はわかってくれない』の続編的な気持ちで書いたところがある曲です。『大人はわかってくれない』のようなエネルギーも含みつつ、またちょっと違う、当時の彼女たちだからできる楽曲だったのかなと思いますね。コミカルとシリアスさがすごくいい感じに入っていて、“人間”って感じを表したような楽曲になったかなって。8人体制になってからのエビ中に初めて書いた曲なんですけど、そういう変化があったタイミングだからこそ、もう一度『大人はわかってくれない』のような負けん気や強さを描きたいと思ったのかもしれないです。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA3月号」で!

たむらぱん(田村歩美)|作詞・作曲・アレンジはもちろんアートワークまでを手がけるマルチアーティスト。日本初の「Myspace発メジャーデビューアーティスト」として2008年4月に1stアルバム『ブタベスト』をリリース。詩曲提供には、豊崎愛生『ディライト』(作詞・作曲・編曲)、剛力彩芽『up!! up!!』(作詞)、中川翔子『イイヨね』(作詞・編曲)などがある。また、ロッテ『Fit’s』CM曲を歌唱するなど多岐にわたる活動でその才能を発揮している。

Twitterでシェア
Googleで優先するソースとして追加

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA

BUBKA 最新号

BUBKA RANKING11:30更新

  1. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  4. 吉田豪「What’s 豪ing on」Vol.8 原田郁子(クラムボン)、自分たちが出した音に全身を震わされて
  5. 「ひなた坂46」が横アリ2日間で起こした奇跡!山口陽世の「ひらがな、ぶちかませ!」でこじ開けられたグループの新たな扉
  6. 吉田豪「What’s 豪ing on」Vol.7 ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)、届ける努力を惜しまなければきっと届く
  7. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  8. 「『ラストアイドル』とは何だったのか?」ほか BUBKAコラムパック2022年5月号配信
  9. AKB48 3期生、20年目の初日へ 旧overtureと涙がつないだ再会のステージ
  10. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  1. 【BUBKAアーカイブ特別版】乃木坂46岩本蓮加×冨里奈央、アンダラの熱量は不変──「超厳しかった」先輩に怒られた日々を振り返る|『“魂”のアンダーライブ特集』インタビュー全文掲載
  2. 倉野尾成美「周りを思いやる気持ち」AKB48が若者へ呼びかける交通安全キャンペーン
  3. 豊永阿紀「とれたてほやほやの速報です!」HKT48×NGT48“交換出張公演”が電撃決定
  4. 乃木坂46菅原咲月「安堵の涙です」福岡公演でのサプライズに号泣したシーンを回顧
  5. 日向坂46平岡海月の“できなくて心配”エピソードが炸裂 心配警察が動き出す秘蔵トーク
  6. AsIs、各地で新曲を積み重ねた挑戦の旅が完結 東京ファイナルで『羅針盤』が示した次の航路
  7. 櫻坂46的野美青、突然のむちゃぶりにも見事な対応力を披露
  8. 【BUBKAアーカイブ特別版】乃木坂46五百城茉央「……この世界って、いろんな人の言葉を聞くことがあるじゃないですか」|“魂”のアンダーライブ特集インタビュー全文掲載
  9. 【BUBKAアーカイブ特別版】乃木坂46伊藤理々杏×吉田綾乃クリスティー、アンダラの歴史を守ってきた3期生が語る“削りの精神”|『“魂”のアンダーライブ特集』インタビュー全文掲載
  10. ほほ笑む少女、消えた祖父。紬が迷い込む“静かな恐怖”――『路地裏ホテル』EP4

関連記事