【BUBKA12月号】吉田豪インタビュー 証言モーヲタ～彼らが熱く狂っていた時代～vol.18 吉泉知彦(古泉智浩)

――掟ポルシェもそう言ってましたね。我が家によりアイドル性の高いものがいるとよそに興味が向かなくなる、みたいな感じで。

吉泉　まあ、育児を7年もやってるから、いい加減そっちも飽きてきたんですけど。

――え！　吉泉先生にはもともとアイドルヲタへのあこがれ的なものがありましたよね。

吉泉　そうですね、もともと原田知世ちゃんとか好きになってたんですけど、それもとり・みき(※漫画家。原田知世はとり・みきやゆうきまさみなどのクリエイターたちがファンとなり、自作で盛んに取り上げていた)さんとかの影響なんですよ。後に『投稿写真』(※サン出版のグラビア誌。アイドルに関するコラムなども充実していた)とかを愛読するようになって、そこでチェキッ娘とかいろいろチェックはすることになるんですけど、それよりもサブカルのライターさんとか石丸元章(※ライター。ドラッグ関連の著作が有名だが、『投稿写真』ではアイドルの噂に関する連載を持っていた)さんとか、そっちのほうに強い関心があったんですよね。

――『投稿写真』、異常に好きでしたよね。

吉泉　そうですね、いまでも好きですよー。