2022-02-04 11:30

田原総一朗『堂々と老いる』疲れたっていいんですよ好きなことをしているんだから

――ははははは! 『あしたのジョー』のように(笑)。今年、『朝生』は35年目に突入します。87歳という年齢に鑑みて、さすがに体力的にしんどいのでは? と思う視聴者も多いと思います。

田原 僕は思わないんだけどね。昨年12月に放送した回(「ド~なる?!2022ポストコロナ時代の日本」)は、大みそかということもあって4時間の生放送でした。マネージャーでもある娘に言わせると、「最後の1時間が良くなかった」と。疲れたんでしょうね。疲れてブレーキが利かなくなって、言いたいことを言いまくってしまった(笑)。

マネージャー 補足すると、普通は疲れてくると話さなくなると思うんですけど、最後の1時間は疲れてしまって我慢できなくなったのか、一人でしゃべってましたね。最初の3時間は、人の話を聞き出していたんですけど。

田原 放送後、怒られました。

マネージャー 何年か前の大みそか放送の回で、そのときは疲れて、最後の方は渡辺宜嗣アナが司会進行していたと思います。父は、若いときの方が疲れていた。

――今の方が、第4コーナーからのまくりがすさまじいわけですね(笑)。

田原 一応、反省はするんですよ。娘に加え、『中央公論』や『婦人公論』の編集長を歴任した、同い年の水口義朗さんからも、放送翌日、「しゃべりすぎ。恥ずかしげもなく自慢話をして」と言われてしまった(苦笑)。彼が『中央公論』の編集長だったとき、僕は「アメリカの虎の尾を踏んだ田中角栄」という記事を書いた。これが非常にウケたことで、僕はいろいろな出版社からお声がけをしてもらうようになった。言わば、水口さんは恩人なんです。その人からお叱りを受けたら、反省せざるを得ない。でも、そういう人がこの歳になってもいるというのは、とってもありがたいこと。歳を重ねたとき、きちんと指摘してくれる人がいるかどうか、たくさんいるかどうかは、とても大事なことだと思う。そのためには、本音で話し続けてきたかどうかが問われる。本音で話すからこそ、年齢関係なく、向き合ってくれるんですね。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA3月号」で!

田原総一朗=たはら・そういちろう|1934年、滋賀県生まれ。大学卒業後、岩波映画製作所に入社するも、1963年、開局の準備段階を進める東京12チャンネル(現・テレビ東京)へ。1977年、フリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。1998年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)、『激論! クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。著書多数。

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