2022-02-04 11:30

田原総一朗『堂々と老いる』疲れたっていいんですよ好きなことをしているんだから

――田原さんが、明確に「老い」を感じ始めたのはいつ頃からでしょう?

田原 還暦を迎えたとき。胃腸がまったく動かなくなって、最初はがんだと思ったの。旧知の病院へ行って検査したらがんじゃなかった。自律神経失調症だと言われた。原因はわからないけど、気分が沈んでしまって鬱のような状態だった。知り合いを介して、東洋医学の先生と出会い、歯の噛み合わせが悪いと指摘されたんです。先生の言うことに従って治療を続けると、不安も解消されていった。段々と調子が良くなる中で、「生きる」ことの意味を考えるようになった。

――そういう状況下でも、『朝まで生テレビ!』(以下、朝生)をはじめ仕事をしなければいけない。つらいと感じることはなかったんですか?

田原 つらくない。むしろ、ありがたいこと(笑)。僕には趣味がない。あえて言うなら、人と話すことが趣味。それが仕事になっている。テレビ東京……当時は東京12チャンネルだったけど、僕は開局と同時に入社した。いまでこそテレ東は人気があるけど、当時は三流局。テレビ番外地と言われていた。

――三強(日テレ、TBS、フジ)、一弱(テレ朝)、一番外地と揶揄されていた。

田原 そう。番組を企画しても通らない。スポンサーも見つからない。だから、すべて自分で見つけるしかない。見つけさえすれば、好きなことができる。三流テレビでしたから、NHKや日テレ、TBSみたいな番組を作っても誰も見てくれない。他局が作らないもの作らないといけない。どういう番組か? 危ない番組(笑)。まともじゃ勝てない。当時の東京12チャンネルは、それを許容してくれたんだよね。 

――自ら本番ショーも厭わないという(笑)。過激な体当たり取材が多かったと思うのですが、プレッシャーやストレスはなかったんですか?

田原 なかった。僕は不器用な人間だから、好きなようにさせてくれる東京12チャンネルと相性が良かったんだと思う。TBSや日テレにいたら、ストレスを抱えていたかもしれない。ただ……クビになりまして。74年、試験航行中に放射能漏れを起こして大問題になっていた原子力船「むつ」をめぐる推進派と反対派の騒動を伝えるため、76年から筑摩書房の雑誌『展望』に「原子力戦争」という連載を書いていた。そしたらクビになっちゃった。

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 「ノイミー」櫻井ももの歌から読み取る飽くなき探求心
  2. SKE48須田亜香里×山本昌「笑顔にスランプはない!」<BUBKAアーカイブ特別編>
  3. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  4. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#58「お友達がほしい!」
  5. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  6. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  7. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  8. =LOVE『とくべチュ、して』ダンス動画が大バズり!アイドルイベント実現に期待
  9. 乃木坂46岩本蓮加×阪口珠美、若手座長の2人がアンダラを振り返る!口だけじゃないと証明した夜
  10. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#57「CLって横キータイプなんです」
  1. 「最初は断ろうかと思った」レインボー・ジャンボたかお、『ひなあい』代打MCの舞台裏をラジオで明かす
  2. 乃木坂46弓木奈於「ねぇ、なんで今?」乙女心がだだ漏れ
  3. 乃木坂46『最後に階段を駆け上がったのはいつだ?』ジャケットアートワーク解禁!コンセプトは「繋がりや関係性が可視化された世界」
  4. 松田好花&日向坂46 正源司陽子が『オールナイトニッポン』新ラインナップ入りでリトルヤホス&おひさま大歓喜!
  5. 元V6・三宅健と櫻坂46の共通点とは!? 新旧「髪がかり」的ダンスアイドルの悩みと、大園玲&田村保乃が語る「暗黙の了解」に三宅が猛アドバイス
  6. “最恐の家政婦”が仕掛ける復讐劇、インパクト大のビジュアル解禁
  7. 磯山さやか、42歳の“すっぴん”カットがカワイ過ぎる「さやかさんカワイイ」「すっぴん!?素晴らしい!」「ナチュラルでめちゃくちゃ良き」
  8. 『ラフ×ラフ 3rd Anniversary LIVE』で吉村萌南が復帰「“アイドル感”が増してる」
  9. 日向坂46五期生×すゑひろがりずの協力プレイがカオス 初プレイの『PICO PARK 2』に大苦戦
  10. 日向坂46金村美玖&佐藤優羽、清水理央のホームビデオで感涙「愛されてるなぁ…」

関連記事