6人組アイドル「BLACKNAZARENE」独自の世界観に迫る

「BUBKA9月号」に登場しているBLACKNAZARENE(ブラックナザレ)
撮影／佐藤健太郎

THUG×kawaiiをコンセプトに他を寄せ付けない圧倒的な世界観とパフォーマンスで魅せる6人組・BLACKNAZARENE(ブラックナザレ)。女性や海外からの人気にも定評のある彼女たちの、独自の世界観を作り出すその秘訣(ひけつ)に迫ります。

タトゥーに隠された秘密

――BLACKNAZARENEは女性ファンが多いですが、そこは意識しているのですか？

白坂もあ　衣装ができるたびに「女の子が好きそうだな」と思うことはあっても、女子を狙っていこうという意識は特にないですね。

南向いずみ　好きなことをやっているだけで、結果として女の子が好きそうなものが出来上がってるのかもしれない。ビジュアルは結構(村田)実果子がやってくれてるんですけど、やっぱり女性が作るものと男性が作るものって同じコンセプトでも違うと思うんです。私は性格診断で女性の全人口の0.8%しかいないヴィランズみたいな性格に分類されてしまって(笑)。完全に男脳なので女の子の気持ちがわかってないかもしれない。もしかしたら、男として見られてるのかも？(笑)

――さすが女性人気メンですね！女性ファンと男性ファンの違いをどこに感じますか。

村田実果子　男の子もおしゃれしてくるけど、女の子は気合い入れ方が違う。衣装に寄せてくれたり、メンバーに合わせた髪形にしてくれたり。そういうのは女の子特有なのかなって。

東出ひみこ　メンバーの生誕祭だと、ヘアメイクに行ったり、プロじゃないとできへんやろなっていうめっちゃ可愛い髪形で来てくれたりします。メンバーのまねもそうですけど、メンバーに「可愛い」と思ってもらえるような格好をしてきてくれるんです！

乃上楓　メンバーのアクスタ(アクリルスタンド)を頭に刺してきたも人いました。感動した！

南向いずみ　うちらより豪華よな(笑)。

――コロナ禍の影響もありますよね。ライブハウスでもみくちゃにされることがなくなったから、綺麗な格好ができるという。

乃上楓　確かに。以前はTシャツにハーフパンツ、ライブキッズみたいなイメージでした。

――メンバーそれぞれのビジュアル面、メイクや髪形のこだわりを教えてください。

村田実果子　私は昔から一貫していて。黒い髪、赤い口紅、グレーのカラコン。もう10年近く変わってないです。キャラクターとしてイラストにしやすいのがいいかなと思っていて。そういう女の子が好きっていうのもあります。『アダムス・ファミリー』のウェンズデー(・アダムス)が好きなんです。

山田さとり　涙袋のメイクを重点的にやってますね。どれだけ重心を下げられるかっていう。目尻を重く。カラコンは絶対黒。写真を撮った時に可愛いなって思うメイクをしてるから、実際会ったら「派手すぎる」って思われちゃうかも(笑)。とにかくアイメイクを大事に、あとはキラキラを塗っとけば可愛くなるかなって。あまりメイクの知識がないんで、みんなの見よう見まねです。

南向いずみ　私は生き物として、姿勢やスタイル含めていかに美しくなれるか。誰が見ても美しいものに見られたい。狼っぽいとか、鷹みたいだよねとか、動物に例えられるとうれしい。メイクは自分の顔が好きだから、地顔を綺麗に見せるメイク。顔を変えようというメイクではないんです。

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取材・文／冬将軍

白坂もあ(写真上段左)9月17日生まれ。
特技：セルフネイル、大食い
東出ひみこ(写真上段右)3月4日生まれ。
特技：中国語での接客
南向いずみ(写真中央)4月11日生まれ。
特技：バイクに乗る
山田さとり(写真下段左)2月15日生まれ。
特技：スチームアイロン
村田実果子(写真下段中央)11月1日生まれ。
特技：水回りの掃除
乃上楓(写真下段右)1月12日生まれ。
特技：でんぐり返し、縄跳び(世界4位)