2022-10-06 00:15

乃木坂46和田まあや「素敵な青春だった」11年間の活動&声援に感謝

乃木坂46「30thSG アンダーライブ」より
乃木坂46「30thSG アンダーライブ」より
Ⓒ乃木坂46LLC

10月5日(水)、大阪・オリックス劇場にて、乃木坂46「30thSG アンダーライブ」の最終公演が開催された。9月27~29日に行われた東京・立川ステージガーデンに続き、10月3~5日に大阪にて計6公演が実施された。

乃木坂46の30枚目シングル「好きというのはロックだぜ!」に収録されたアンダー楽曲「Under’s Love」でセンターを務め、同作での活動をもってグループを卒業する1期生・和田まあやが進行役を務める今回のアンダーライブ。彼女が参加する乃木坂46のライブはこれが最後ということもあり、彼女にとって集大成となると同時に、3~4期生を中心とした新体制の魅力が凝縮されたステージが展開された。

紗幕が降ろされたステージに椅子だけが置かれ、暗転や映像演出を繰り返すと椅子に和田が座っているという演出とともに、最新曲「Under’s Love」からライブはスタート。ドラマチックなオープニングに続いて、「不等号」や「自由の彼方」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」といったアンダーライブらしい熱量に満ち溢れたパフォーマンスが提示されていく。

MCでそれぞれが意気込みを述べたあとのブロックでは、プロジェクションマッピングを取り入れた演出も用意。「Against」では和田が中心となって球体を自在に操るほか、ダンス色の強いリミックスが施された「~Do my best~じゃ意味はない」では佐藤璃果が手を掲げて光の束をつかみ取るなど、見応えのある場面が随所に用意された。

続くユニットブロックでは、まず向井葉月・矢久保美緒・佐藤が「ワタボコリ」を歌唱。向井がアコースティックギター、矢久保がハーモニカ、佐藤がタンバリンをそれぞれ演奏し、観客を沸かせた。また、「音が出ないギター」ではセンターの黒見明香が和田&松尾美佑とともにクールな歌を響かせ、「無表情」では北川悠理&林瑠奈がオリジナルラップをフィーチャー。向井・阪口珠美・吉田綾乃クリスティーの「口約束」ではダンサーとして佐藤・松尾・矢久保が華を添え、メンバー個々の魅力が思う存分に発揮された。

今回のアンダーライブのために用意された新コーナー「乃木坂46 PLAYBACK FACTORY」では、数ある乃木坂46の楽曲から毎回2人のメンバーがお気に入りの楽曲をセレクトし、同曲を選んだメンバーがセンターを担当。最終公演となったこの日は、伊藤理々杏セレクトの「低体温のキス」、和田セレクトの「欲望のリインカーネーション」がそれぞれ披露され、会場を大いに盛り上げた。

ライブも折り返しに突入すると、林を中心に歌唱力に定評あるメンバーが集った「私のために 誰かのために」で会場を優しい空気で包み込む。続いて、「生まれたままで」「口ほどにもないKISS」と新旧のアンダー曲で再びギアが入り、「錆びたコンパス」以降は客席のボルテージがさらに加速。終盤の「制服のマネキン」「日常」では会場の熱量が沸点まで到達する。そして、今回の進行役を務める和田が「たくさんつらいこともありましたけど、振り返ってみたらすごく素敵な青春だった。13歳から24歳までの11年間をたくさん乃木坂に捧げてきました。それは全然間違っていなかったし、みんなを信じて、自分を信じてやってきてよかったなと、こんな景色が見れていることに自分でもびっくりです」とこれまでを回想。続けて「ファンの皆さんにはなかなか恩返しできなかったですけど、今こうして恩返しできているんじゃないかなと。最後にまさか私がセンターに立つとは思ってなかったと思うし、こんなに素敵なステージを用意してもらえて、みんなが集まってくれてとても感謝しています」とメッセージを送り、自身がセンターを務める「Under’s Love」をフルコーラスで再披露し、ライブ本編を締めくくった。

アンコールではライブTシャツに着替えたメンバーに囲まれ、自身のメンバーカラーであるオレンジ+黄色をあしらったドレスを着用した和田が登場。彼女が初選抜入りを果たした記念すべき1曲でもある、8thシングル「気づいたら片想い」からアンコールをスタート。客席も黄色とオレンジで染まり、フィナーレに向かって一体感がより高まっていく。そして、「狼に口笛を」「左胸の勇気」と初期の楽曲が連発される中、「左胸の勇気」の途中で和田へのサプライズとしてメンバーから黄色いチューリップをプレゼントするサプライズも。後輩たちがひとりずつ花とともに涙ながらに感謝の言葉を伝えていく。

そして、向井がメンバーを代表して「私たち11人はまあちゃんを送り出すことができる選ばれたメンバーだと思うと、すごく誇りに思います。長い間、たくさんつらいことも悲しいこともあったかもしれないけど、そういうことを全然表に出さない強さとか優しさが乃木坂を作ったんだなと思うと、これから私たちがそれをつないでいかないといけないと思います」と和田に思いを伝えと、和田もファンに向けて「こうして応援してくれる人がいる人生が、こんな幸せなことだとは……。皆さんと出会えたことがすごく幸せです。私を見つけてくれてありがとうございます」と涙ながらに感謝の思いを届け、「乃木坂の詩」でアンコールを終えた。

そして鳴りやまない観客の拍手に応え、11人で再び舞台に上がった。一人一人の観客に応えながら「他人のそら似」の歌唱を終え、最後にマイク無しで感謝の言葉を述べながら、和田にとって集大成といえる乃木坂46での最後のライブに幕を下ろした。

常に後輩たちを見守りながら、笑顔でグループ愛を伝えてきた和田まあや。残された3期生、4期生のメンバーたちはきっと彼女から学んだことを胸に、さらに進化し続けることだろう。そして、3期生、4期生だからこそ作ることができるアンダーライブをこの先見せてくれるはずだ。

文/西廣智一

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