2026-10-17 20:00

大谷亮平、写真集オファーに照れ笑いも「今ではやってよかった」20周年記念作品に手応え

大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』発売記念取材会より
大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』発売記念取材会より
撮影:木村哲夫/光文社
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俳優の大谷亮平が、10月17日(土)、東京・ブックファースト新宿店にて写真集『ROAD AHEAD』(光文社)の発売記念記者会見に出席。デビューの地である韓国・ソウルで撮影された本作の魅力や、芸能生活20周年を迎えた今の心境、そして今後の展望について語った。なお、10月18日(日)には大阪・MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店にて「お渡し会」も開催される。

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『ノーサイド・ゲーム』、連続テレビ小説『まんぷく』など多数の作品で活躍する俳優・大谷亮平。

写真集の撮影の舞台となったのは、大谷にとって俳優としての原点ともいえるソウル。かつて暮らしていた街や通い慣れたお店など、思い出の場所を巡りながら撮影を行った。街を歩きながら見せる自然体の表情はもちろん、ホテルでリラックスした様子や鍛え抜かれた肉体をとらえたカットなど、普段の俳優活動の中では見ることのできない大谷の素顔、大人の色気が余すことなく収められている。さらに、韓国時代からの友人である映画監督のシム・ヒョンジュン氏との対談や、韓国・日本での20年を振り返るロングインタビューも掲載。これまでの軌跡と、これから先へ進んで行く大谷亮平の現在が凝縮された1冊となっている。

大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』発売記念取材会より
大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』発売記念取材会より
撮影:木村哲夫/光文社

──今回の撮影はソウルで行われましたが、撮影の感想や思い出を教えてください。

大谷亮平:今回の写真集のテーマは「20周年記念」です。あまりガチガチに作り込んだ世界観というよりは、自分が長く住んでいたなじみのある場所・韓国へ旅行に行ったような感覚で楽しみ、それを切り取っていくというテーマでした。芸能デビューをしたのが韓国・ソウルでしたし、自分のルーツともいえる場所です。最初は純粋に楽しんでいたのですが、撮影場所ごとに当時の思い出がよみがえり、「韓国での俳優生活は全てが満足いくものではなかったな」「いつか日本でも活動してみたいと思っていたな」と当時の自分を振り返る瞬間もありました。そういった経験を経て、今こうして日本で俳優活動ができているありがたさや幸せ、そして写真集を出せること自体への感謝に浸りながら撮影をしていました。

──タイトル『ROAD AHEAD』には、大谷さんのソウルへのどのような思いが込められているのでしょうか?

大谷亮平:これまで仕事やインタビューで韓国の話になると、どうしても当時のことを懐かしむだけで、自分の中で韓国が「過ぎ去った過去の場所」になってしまっていた感覚がどこかにありました。しかし、今回の撮影の少し前に、久しぶりに出演した韓国映画が公開されるタイミングがありました。また、撮影で改めてソウルの街を巡る中で、現地の方々が楽しんでいる場所や自分の知らない魅力がまだまだたくさんあることに気づかされたんです。だからこそ、俳優としてもプライベートでも、ただ過去を懐かしむ場所ではなく「この先もいろんな出会いや出来事が起こる場所」なんだと改めて感じました。「これからもずっと付き合っていく場所」という意味を込めて、『ROAD AHEAD』というタイトルにしました。

──お気に入りの写真と、その理由を教えてください。

大谷亮平:ソウルの中心を流れるハンガン(漢江)で撮影したバックショットです。ソウルに住んでいた当時もよく行っていて、ソウル市民が何か悩みを抱えていたり、何か気分転換したいというときによくハンガンの川沿いに行って、ビールを飲んで、カップラーメンを食べて、夜風に当たるようなすてきな場所なんです。今回は、僕が行ったことのない別のポイントで撮影しました。そこで偶然、橋の道路から決まった時間に出る噴水の情景に出会えたんです。12年間住んでいたのに知らなかった光景で、作り込まれた予定調和ではなく、たまたまその時間にそこにいたからこそ出会えた情景というのが、これからの自分の人生にも重なる気がしてとても綺麗でした。サングラスをかけて撮影なのかオフショットなのか分からないくらい、スタッフの皆さんと和気あいあいと旅を楽しんでいる中で撮れた、まさに「飾らない旅の思い出」といえるお気に入りの1枚です。

──写真集のオファーが来たときの率直な感想はいかがでしたか?

大谷亮平:ちょうど韓国で10年、日本で10年、合わせて芸能生活・俳優デビュー20年という区切りのいいタイミングでした。移動車の中で「何か記念になるものを」とマネジメントから提案してもらったのがきっかけです。最初は「自分が写真集?」と少し恥ずかしさもありました。ですが、日本でのこの10年の活動は自分にとって大きな意味があったので、提案に乗っかる形で進めていくうちにどんどん欲が出てきて(笑)。今では「本当にやってよかった」と思っています。

──出来上がりをご覧になっていかがですか?

大谷亮平:気合を入れて撮っていたのは最初の数分だけでしたね(笑)。そこからはクルーやマネジメントと会話しながら、旅行をしている素の姿をカメラマンさんが外から自然に撮ってくれていました。全くカッコつけていない、ありのままの姿です。普段、役を演じている時はあまり大きく笑ったり冗談を言ったりしないので、僕のことをクールな人間だと思っている方も多いみたいですが、この写真集には役柄では見せないような表情がたくさん詰まっています。何年後かに見返したときにも、「自然体で良い時間を過ごしていたな」と思える満足のいく1冊になりました。

──出来栄えに点数を付けるとしたら何点ですか?

大谷亮平:95点ですね。あえて残した5点の理由は、今後の「余白」です。これからのソウルでの出来事や、人生でまだまだ楽しめる余白を残しておきたいという気持ちがあります。またいつか節目の時に写真集を出せるような自分でいたい、という未来への伸びしろとして取っておきます。

──俳優生活20年間を振り返って、どのような時間でしたか?

大谷亮平:本当にいろいろなことを経験させていただきました。日本では大好きなバレーボールに関わるお仕事を頂いたり、すてきな作品との出会いがあり、ものすごく充実していました。一方で韓国での最初の10年は、デビュー当時、右も左も分からない素人のまま飛び込んだ世界でした。母国語ではない拙い韓国語で必死に取材を受けたり、NGを出してセリフが他の人に渡ってしまったりと、当時は目の前のことにいっぱいいっぱいでした。ですが外国人だからこそ周りの方に優しくしていただいた思い出も多く、今振り返るとすべてが強烈でスペシャルな経験であり、大きな財産です。大阪出身の自分にとって、もう一つの大切な「ふるさと」ができました。

──今後の野望や、これからの10年・20年に向けての意気込みをお願いします。

大谷亮平:野望としては、これからもいい役・いい作品と巡り合い、一つ一つ宝物を積み重ねていくことです。この仕事は求められてこそ成り立つものですから、しっかりと続けて積み重ねた先に、またこうして素の自分を出せる写真集などを求められる俳優であり続けたいですね。今回はソウルでの撮影でしたが、自分になじみのある大阪や台湾、両親のルーツである高知などでも、機会があればまたこういった作品を作れたらうれしいです。

大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』発売記念取材会より
大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』発売記念取材会より
撮影:木村哲夫/光文社

──会見中には46歳の誕生日とあわせたサプライズケーキの祝福もありました。最後にファンへのメッセージをお願いします。

大谷亮平:誕生日だけでなく、日本での10年、芸能生活20年を同時にお祝いしていただけて本当にうれしかったです。今回の写真集は、なじみのあるソウルで旅行を楽しんでいるような感覚で撮影してきました。普段のドラマや映画などの演技では見られない、素の僕がたくさん詰まっています。ぜひ手に取って見ていただけたらうれしいです。

大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』より
大谷亮平1st写真集『ROAD AHEAD』より
撮影:前 康輔/光文社

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