日向坂46 松尾桜インタビュー|超・真面目人間の“やりすぎちゃった”エピソード「『頑張りすぎて、顔がこけるのはやめてね!』と言われてしまいました(笑)」

撮影/加藤アラタ
日向坂46五期生の松尾桜が、『BUBKA11月号』に登場。表紙・巻頭を飾ってくれた。最新の18枚目シングル『イチャイチャ虫』で選抜入りを果たし、これにより16枚目の『クリフハンガー』から3作連続での選抜メンバーとなった松尾。一見すると、順風満帆なアイドル活動を送っている彼女だが、ある悩みを抱えていた。心境の変化とそのきっかけを語ったインタビューを一部抜粋してお届けします。
真面目人間の地雷
━━今号の表紙巻頭をソロで飾ります。
松尾桜(以下、松尾):表紙を飾らせていただくという経験がまだ本当に少ないので、すごくうれしいです。ずっとやりたいと思っていて、マネージャーさんにも「頑張ります!」って伝えたんですけど、「頑張りすぎて、顔がこけるのはやめてね!」と言われてしまいました(笑)。
━━どういうことですか(笑)。
松尾:以前、1回あったんです。撮影の前に気合いを入れて塩抜きしたら、クラクラして顔もこけてしまって。なので、今回は気合いは入っていたんですけど、ちゃんと栄養も考えながら生活して撮影に臨みました。
━━ソロ表紙でもあるので、あらためてどういう人かを深掘りしたいんですが、松尾さんのブログってハッピーで楽しい一方で、どこか哲学的だったり文学的な表現にハッとする一面もあるじゃないですか。ファンへのメッセージではありつつ、自問自答しているように思える文章もあったり。
松尾:ブログもそうですし、メッセージアプリもそうですけど、基本的には私を応援してくださっている方が読んでくださるものなので、そこで取り繕う必要はないかなって思いながら書いています。なので、日々感じていることを普段からメモして、なるべく自分が思っていることをそのまま言語化しているんです。あとは、ダラダラ書かないということを意識しているかもしれません。
━━自分の気持ちにまっすぐ向き合って赤裸々に綴っているような文章を読むと、すごく真面目な人なんだなとも思います。
松尾:日向坂46に加入してから、真面目だといろんな方に言っていただきます。でも、それまでの人生では、真面目が褒め言葉だと思っていなかったんです。真面目ってなんか硬くて面白くない人間ってイメージがあったので、最初は言われてもうれしくなかったです。
━━それが日向坂46に加入して変わった?
松尾:変わりました。お仕事の上で真面目だねって言われることは、褒め言葉なんだなって気づいたんです。事前の準備をしっかりしたり、先輩やスタッフさんに対しての礼儀や関わり方をちゃんと考えたりすることは大事だし、いいことじゃないですか。それを見て真面目だねって言っていただけることは、プラスのことなんだなって。それに気づかせていただいて、すごくうれしい気持ちになりました。
━━自分では自分を真面目だと思っている?
松尾:そうですね。でも、プライベートでは本当に何も考えてなくて、大半の時間がボーッとしています。だから、「今、何を考えてたの?」って聞かれても、よくわかんないんです(笑)。ただ音楽が流れているだけみたいな、そういう頭の中なので(笑)。礼儀などがしっかりしている方のほうが魅力的に感じるので、自分も真面目寄りの人間だなと思うんですけど。ただ、自分より真面目な人はたくさんいるし、そういう方を見ると自分はまだまだだなと思います。
━━真面目な人って許せないことが多いイメージもありますけど、松尾さんも許せないことがあるタイプですか?
松尾:ちょうどこの前、山口陽世さんが会おうって言ってくださって、卒業されたあとに初めて2人で映画とご飯に行きました。そのときに、「初めてご飯に行って、さくらちゃんの地雷をもし踏んだら怖いから、何が許せないか教えてほしい!」って言われたんです。最初は何も出てこなかったんですけど、よく考えた結果、礼儀やマナーなどの常識がないとちょっと許せないかなと思いました。
━━礼儀やマナーもいろいろありますが、例えばどんな場面で常識的であってほしい?
松尾:飲食店で、店員さんにすごい態度を取るお客さんがいたらすごく嫌ですし、そういう方とは一緒にご飯に行きたくないなと思ってしまいます。
━━自分自身の印象にも関わりますしね。
松尾:周りの人も見ているのに、どうしてそんな態度を取るんだろうって思います。マナーが良くないし、非常識な人だなーって。
━━それ以外にもありますか?
松尾:当たり前のことかもしれないですけど、他の人に気を使える人のほうがいいです。特に、アイドルになってからより強く思うようになりました。その上で、自分以外の人の意見や考え方を素直に取り入れることができる人がいいのかなって、今の活動をしていて感じました。自分を貫くことも大事だし、無理に自分を抑えるのは良くないけど、それ以上に人の意見や考え方を聞くことも大事だなと思います。
━━実際に、人の意見をよく聞いている?
松尾:聞いていると思いますし、今年に入ってからは本を読むようにして、自分から知るようにもしています。あとは、昔からテレビを見て育ったのでいろんな情報をそこで知りつつ、自分の意見はこうだけど、違う視点の人もいるんだって取り入れたり。そこで考えたこと、感じたことをブログやメッセージアプリで発信している感じです。
━━本といえば、8月4日にアップしたブログで「先月エッセイを買ってから世界がより素敵に見える~」と書いていましたよね。
松尾:『それでも光に手を伸ばす』というエッセイです。SNSでその一節が流れてきて興味を持ったんですけど、私の人生に関わりがない人の文章で、こんなにホッとして救われることもあるんだって思ったんです。それで、そのエッセイを読んでみたらほかにもすごくいいことが書いてあって、さらに心が救われました。エッセイを読んでから、第三者的というか、私のことを知らなくてまったく違う人生を生きている方のアドバイスが刺さったりすることもあるんだな、周りの近しい人からいただくアドバイスとはまた違うものがあるなって学びました。
取材・文/大久保和則
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撮影/加藤アラタ

撮影/加藤アラタ

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