2022-02-19 17:00

乃木坂46秋元真夏、割烹着姿でメンバーをおもてなし

久保史緒里「真の乃木坂Loverは私だ!NOGI-1 グランプリ」

最高の遊び

今や「乃木坂46イチの乃木坂オタク」の名をほしいままにする久保史緒里が今回の電視台で用意した企画。久保に加えて、各期から秋元真夏、北野日奈子、向井葉月、矢久保美緒と乃木坂愛の強いメンバーが勢揃い。乃木坂46の楽曲イントロクイズにて「真の乃木坂Lover」の座を競い合うという、いかにも久保らしい内容だ。

「ノーマルイントロ」「曲中イントロ(曲中の一部を切り取り)」「歌割りイントロ(歌っているメンバーをすべて当てる)」「歌い出しイントロ(早押しで実際に歌い出しを歌う)」の4ジャンルに分かれたクイズ、第1問からいきなり久保が回答権を得るも、「わからないけど押しちゃった(笑)」と無理やり答えて失敗。「どうしても1問目は獲りたかった」久保だったが、その難易度の高さに北野、秋元が答えを外し、最終的には無事久保が正解。その後も回答者が次のジャンルを選び、エキサイトした久保が次々正解していく。そんな彼女たちを前に、若干引き気味の向井や矢久保。もうこれは間違いなく、久保が乃木坂46メンバーとともに、自身の乃木坂愛をアピールしつつ、乃木坂46を満喫するという、オタクにとって最高の“遊び”ではないだろうか。そんな暴走モードの久保を目にした北野が、非常にうれしそうな笑みを浮かべているのも、このコーナーもうひとつの見どころと言えるだろう。

「歌い出しイントロ」でも、久保は一言一句間違えずに正解を導き出す。「楽しくてしょうがないです!」と終始笑顔の久保に対し、秋元が「まったく容赦というものがないよね(笑)」とツッコミを入れる一幕も。この時点で久保が3ポイント、秋元が1ポイント、ほかのメンバーが0ポイント。後輩を気にした北野から「(回答を)ちょっと待ってて?」とクレームが入るも、久保は「私の電視台だから~」と一歩も譲らない。大好きな乃木坂46を使って思う存分遊べるのだから、そりゃ躊躇できないだろう。最終的には「じゃあ好きにしな(笑)」と返した北野も乃木坂魂に火が着くこととなる。普段の冷静沈着な久保から想像できないこの暴走モードはファンにとってご褒美のようなものだったはずだ(笑)。

後半に入り向井が正解するものの、画面左側(久保、秋元、北野)と右側(向井、矢久保)の温度差がどんどん開いていくのも面白い。「自分でも大人気ないなと思っているんですけど……」と苦笑いする久保を前に悔しさをにじませる向井、正解して飛び跳ねる北野、常に周りに気を配る秋元、そんな白熱する先輩たちを前に一歩引いた矢久保など、とにかく最初から最後まで見どころしかない。最終的にラスト1問を正解した者が1兆ポイント獲得で優勝することとなるも、難問中の難問『風船は生きている』のイントロを見事当てた久保が1兆6ポイントで「真の乃木坂Lover」の座を獲得した。

参加者それぞれの性格や個性が如実に表れた好企画だったが、最終的には久保の乃木坂愛をメンバーみんなで引き立てる結果に。しかし、そこにギスギスした空気はなく、「しょうがないなあ……」と微笑ましく見守る“乃木坂らしさ”も再確認できたのではないだろうか。久保は一度グループから離れ、客観視する機会があったからこそ、もともと大好きだった乃木坂46の大切さに気づいたはず。そんな彼女の秘めた思い(いや秘めてないな、あれは。笑)が過去最大級に爆発した、「久保の、久保による、久保のための」電視台。ファンである我々だからこそ理解できる、共感しか存在しない幸せなひとときだった。

文/西廣智一

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