野島樺乃、新曲『ADORABLE』リリース「長く聴いてもらえる曲になったらいいな」

野島樺乃のデジタルシングル第3弾となる「ADORABLE」が11月5日(水)に配信リリースされた。SKE48、et-アンド-の活動を経て、2025年4月に「One」を配信リリースしてソロデビュー。7月23日にはトロピカルなサマーチューン「サマーバイブス」をリリースし、シンガーとしての幅を広げてきた。そして「ADORABLE」は、今の季節にぴったりのR&Bで、またまた新たな一面を見せてくれている。今回、BUBKA WEBでは野島にインタビューを実施。新曲「ADORABLE」に込めた想いや挑戦、ソロ活動スタートからの半年の振り返り、さらに11月29日(土)開催のワンマンライブについて語ってもらった。
――11月5日に新曲「ADORABLE」がリリースされましたが、この季節にぴったりの曲ですね?
野島樺乃:そうなんですよ! このタイミングでリリースできて本当にうれしいです!
――「One」が春で、「サマーバイブス」が夏で、今回の「ADORABLE」が秋という感じに季節ごとにリリースです。
野島樺乃:はい。この楽曲は秋チューンとか冬チューンとか、そういうのを狙ったわけではないんですけど、この楽曲の落ち着き具合が今の季節に合っている感じがします。前作ほど季節感を前面に出している曲ではないので、今みたいな秋から冬へと移り変わる時季だけじゃなくて、冬から春、春から夏、みたいに季節の変わり目の夜とか朝とかに聴きたくなる曲だなって思っています。

――確かに今の時季にも合ってますけど、他の“季節の変わり目”に聴くとまた違うイメージが広がりそうな気もします。
野島樺乃:この楽曲ができてから、私自身、朝のメイク時間とか「コーヒー飲もう」っていう時に聴いたりしています。元々R&Bの楽曲をおうちにいる時にかけたりしてるんですけど、この曲もぴったりだなって思います。
――すでに野島さん自身の日常のBGMの中の一つになってるんですね?
野島樺乃:はい、この曲ってループして聴きやすいんですよ。ループ設定にして聴いていると、曲が終わった瞬間にイントロがまた流れ出すんですけど、いい具合にその切れ目が分からない感じなんです。「曲が終わった」って感じずに、気付くと2回目、3回目が流れていて。

――前作の「サマーバイブス」は、野島さんのこれまでのイメージとは全く違うタイプの楽曲で意外性がありましたが、今回は野島さんらしい楽曲かなと。ちなみに、「サマーバイブス」のファンの方の反響はいかがでしたか?
野島樺乃:びっくりされた方も多かったですね。「樺乃ちゃん、2作目でこれくるんだ!?」「これからアッパーチューンでいくの?」とか、いろんな反響がありました。でもライブ慣れしているファンの方も多いので、「ライブで絶対盛り上がるね」ってすぐに受け止めてくれたりして、リリースした後のライブで完璧にタオル回しをしてくれたり(笑)。適応能力の高いファンの方が多いなぁって思いました。それと、夏はフェスとかイベントにも出演させてもらう機会が多かったので、実際にライブでノってくれたり、盛り上がってくれたりしたので、意外性のある曲なんですけど、曲に引っ張ってもらえたりしました。
――ライブをするに当たっては、楽曲のバリエーションがあるとより盛り上がったり、構成を考えやすかったりしますし。
野島樺乃:そうなんです。王道サマーチューンで、はやりとかに乗ったわけではない曲なので、多分来年の夏も今年と同じくらいの熱量を感じる楽曲なんだろうなって思いました。

――それは「サマーバイブス」に限らず、「One」や「ADORABLE」にもいえることですよね?
野島樺乃:そうですね。3曲リリースしてきましたけど、どれもはやりの音を取り入れたり、はやりのメロディーやリズムを取り入れてるわけではないので、流行に左右されずに長く聴いてもらえる曲になったらいいなって。もちろん、SNSやTikTokで回ってほしいなっていう気持ちもあるんですけど、そこに縛られて苦手な音楽だったり、納得できてない音楽を発信するんじゃなく、はやりに惑わされない音楽を届けていくことをモットーにしていたいので、そういう意味でも3曲とも納得してリリースした曲になっています。
――この曲はいつ頃できた曲なんですか?
野島樺乃:今年の春終わりくらいから夏前にはできていました。「サマーバイブス」と一緒に上がってきた楽曲で、「サマーバイブス」は私が歌詞を書いてないんですけど、「ADORABLE」は自分で歌詞を書いていて、持ち歌としてライブでも歌ってきました。でも、出来上がっていたとはいっても、1番だけだったんです。今回、リリースが決まって、2番の歌詞を書き、アレンジャーの方にアレンジも新しくしてもらってブラッシュアップしてリリースしました。

――形としては出来上がっていたけど、リリース決定に伴って楽曲として“完成”させた、と?
野島樺乃:はい。今回、1番と2番をただ繰り返すだけじゃなくて、1番にないメロディーで2番のAメロBメロを歌うという曲になっているんです。R&Bの楽曲ってそういう曲も多くて、私もずっとやってみたいなって思っていました。サビは同じだけどAメロBメロが違っていると、歌うのがより楽しく感じられるんです。
――歌詞に関しても、1番があって、そこに2番を新たに書き加えていったわけですよね?
野島樺乃:はい。私は歌詞を書く時、浮かんできた言葉やフレーズを、使わないものも全部残しているんです。「ADORABLE」も、最初に1番を書いた時に、収まりきらなかった言葉が「ADORABLE」のファイルの中に残っていて、何カ月かぶりに開いて、「あの時、この言葉も入れようとしてたなぁ」とか思いながら2番を書いていきました。結構スラスラと書けていたような気がします(笑)。名曲とかで「2番の歌詞がいい」ってよく聞くじゃないですか。私もそれ、めっちゃ分かるんです。1番の歌詞はストーリーの表面的な部分を書いて、2番で伏線回収していくみたいな感じで、より深い部分に一歩踏み入れていく感じが好きなんです。「ADORABLE」でも、2番では実際に男性の声も重ねているんですけど、その男性が男性らしく構えて女性をリードする感じも書きつつ、恋愛ソングなので、色気がある感じにもなったかなって思います。2番に二人の関係性を示すような言葉を入れることができたので、歌詞のストーリー的にも“完成”させることができました。なので、SNSでショートが回るのもいいけど、やっぱりフルで聴いてもらいたいなって思っています。

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