AsIs初の全国ツアー完走!グループ初のキャプテンに就任した桃井美月「何か大きな意味がある」

7人組アイドルグループ「AsIs(アズイズ)」初の全国ツアー『AsIs 1st TOUR -NO EDIT. NO FILTER.-』in TOKYO(FINAL)が、9月22日(月)、東京・品川インターシティホールにて開催された。
AsIsは「ありのままの姿でいい。私たちは『君の好きを否定なんかしない』」をコンセプトに、2024年3月にデビューした7人組アイドルグループ。メンバーは雨野せい、北川姫子、瀬乃ひより、南世菜、桃井美月、星野夢空、山城虹奏。
全席SOLD OUT!

今年6月の大阪からスタートしたグループ初の全国ツアー。大阪を皮切りに、愛知、福岡、広島を経て、この日、東京公演でFINALを迎えた。すでに先週、チケットがSOLD OUTとなっており、その注目度の高さがうかがえる。
いよいよスタートした全国ツアーFINAL。“影アナ”は北川姫子と桃井美月が担当する。今思えばこのペア、後半の“サプライズ”への伏線だったのかもしれない。Overtureでは一人一人にスポットライトが当てられ、7人全員がステージに登場する。
山城虹奏の透き通るような歌い出しが印象的な『be yourself』で幕を開ける。ファンの声援やクラップが響き渡り、いきなりトップギアで盛り上げる。さらに“今、恋をしてる”“真っすぐ君だけに”の振りがキュートなラブソング『あと、1センチの本音』に続き、応援スタイルの振り付けがテンション爆アゲの『僕は気付いてた』、メンバーのデビュー当時の心情が歌詞にも反映されている『ツワブキ』を一気にパフォーマンス。
東京公演の“裏テーマ”は?

ここで最初のMCパートへ。自己紹介を挟み、桃井美月が「今日は9月22日、AsIsにとって初めての全国ツアーのFINAL。そして過去最大規模でのワンマンライブです。この日を楽しみにしてくださり、足を運んでくださり本当にありがとうございます」と、まずは満員の客席に感謝のメッセージ。また桃井からは、今回の東京公演の“裏テーマ”が“可能性”であることが明かされた。
これまで『はじまり(大阪)』『肯定(愛知)』『葛藤(福岡)』『突破(広島)』と、裏テーマを設け、果敢に挑んできたメンバーたち。「2年目の夏を駆け抜けたAsIsの、もっともっと先の未来にも可能性を感じてもらえるよう、今日は本気のライブをお届けします!」と宣言。『ありのままの姿』へと続けた。
さらに力強いパフォーマンスが特徴の『Braver!』ではド派手な演出でステージを盛り上げる。『好きなだけ好きでいる』『きみの好きを否定なんかしない』『手錠を壊せ!』で一気に畳みかける。
新曲をサプライズ披露!

ここでステージが暗転し、正面スクリーンにはこれまでのツアーの舞台裏、さらに2025年夏の活動などを収めた映像が。そして再びメンバーがステージに登場するとサプライズで新曲『We are IDOL』を披露する。
『We are IDOL』について山城虹奏は「アイドルとしての誇りや、応援してくださるファンの皆さんの心をギュッとつかんで離さない、そんな熱い思いと、この夏の記憶や思いをずっと忘れないでいたい熱い思いが込められている、今のAsIsだからこそできる楽曲になっています。これから『We are IDOL』よろしくお願いします!」と、声を大にしてアピールする。
続けて、メンバーからこの夏の思い出が語られる。瀬乃ひよりは「今年はアイドルになって2年目の夏だったんですけど、去年は出られなかった夏フェスや、夢だった全国ツアーを7人で走り抜けることができて、振り返ると、去年とは全く違った景色だったなと、幸せな時間でした。この夏の期間で新しく挑戦する機会も増えていって、そのたびに理想に届かない自分が嫌になったり自信をなくしたり、悔しくて涙を流したりする時期もありました。でもそんな時にいつも頭に浮かんだのが皆さんの笑顔で、きっと私は皆さんを笑顔にするためにアイドルをしているんだと気付かせてくれて…前を向かせてくれて、皆さんの言葉で時には肩の荷が少し下りて、頑張りすぎなくていいのかなと思える時もあって、すごく支えられました。
皆さんが私たちの味方でいてくれたように、皆さんがつらい時に支えてくれる楽曲があったり、アイドルという存在がいたり、皆さんにとっての味方も私たちでありたいし、それがこのグループであってほしいなと強く感じています。このツアーFINALは過去最大の会場で、今こうして満員の景色が見れて、この1年半諦めずにやり続けたことは間違いじゃなかったと思うし、皆さんの愛にはこんなにも力があるんだなとすごく実感して胸がいっぱいです。今日は、皆さんから今まで頂いたたくさんの愛や幸せを力に変えて、ここにいる一人一人の心に届くようなパフォーマンスをお届けしたいと思います。今日はお越しくださりありがとうございます。これからもずっとずっとよろしくお願いします」と、時折感極まる瞬間もあったが、最後は笑顔で呼び掛けた。
ライブも後半パートへ。ここで披露するのは『「拝啓、過去の自分」』。過去の自分とお別れしてアイドルとして歩み始めたメンバーの心情が投影されている楽曲だ。さらに格好よくて強くて儚い、“いつ僕”と呼ばれる『いつかの僕らの声に応えて』を披露。AsIsの楽曲の中でも難易度の高い曲に、ファンのボルテージも最高潮に。
続いて披露するのは、この夏のフェスでも大盛り上がりとなった『大人の青春』。AsIs初めての夏曲で、ぶん回すタオルが、メンバーと観客の一体感を高める。
さらにイントロロングバージョンの『NO FILTER.』では、熱いバンドサウンドに刺激され、“Wow oh Wow oh”と拳が高く高く突き上げられる。ここで本編が終了する。
新衣装で登場!この日、2曲目の新曲

再度、正面スクリーンにはメンバー一人一人のインタビューが流れる。そしてVTRが終わると“新衣装”をまとったメンバーが登壇。この日2曲目となる新曲『絶望歌』をパフォーマンス。
桃井美月は「今までのAsIsの楽曲はもがき苦しみながらも強く生きたいと前を向く曲が多かったと思うんですけど。生きていればどうしても前を向けない時があるし、どうしようもない状況に絶望してしまうこともあるかと思います。そんな方にも寄り添える楽曲になっていて、『絶望歌』を聴けば、この世界は一人じゃないと思えると思うので、生きづらいなとか息苦しいなとか思っている方にも届いてほしいなと思っています。先ほど披露した『We are IDOL』とはまた雰囲気の違った曲になりますが、どちらもAsIsの新しい“可能性”が見いだせるのではなかと思っているので、『We are IDOL』『絶望歌』よろしくお願いします!」とファンに呼び掛けた。
サプライズ発表も

ファンとの記念撮影を挟み、ここでサプライズが。『AsIs 1st TOUR -NO EDIT. NO FILTER.-』ツアー感謝祭2025が、10月3日(金)東京・Spotify O-nestにて開催されることが決定。さらに桃井美月がAsIs初のキャプテンに、北川姫子が副キャプテンに就任することが発表された。まだまだ続くサプライズ発表、今度は2026年3月29日(日)に、AsIs『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』が、最大収容人数1500人という東京・恵比寿The Garden Hallにて開催されることも明らかに。
キャプテン就任が発表された桃井美月は「このたび、AsIsのキャプテンに就任することになりました。AsIsは、結成当時からリーダーをつくらないと決めていて、誰か1人が引っ張るんじゃなくて、この7人でここまで歩んできました。だから、このタイミングでリーダーをつくるということには何か大きな意味があるのかなと思っています」と決意表明。するとここで、あるエピソードが明かされる。
今回のキャプテン就任は事前に桃井美月には伝えられていたが、副キャプテン就任の知らせは北川姫子本人には伝えられていなかったという。つまり、このステージ上で、ファンと同じタイミングで本人も知った形となった。
北川姫子は「私も美月のことをすぐにサポートできるように頑張りたいなと思うので…一緒に頑張ろう!」と、エアグータッチを交わした。
『俺も!!』

いよいよラストスパートへ。最新曲『Black Swan』に続き、AsIsらしさ全開の楽曲『特別アドラブル』を披露。推しへの気持ちを伝えるための楽曲でもあり、“すきすきすぎる”(俺も!!)、“すきすきすぎるよ”(俺も!!)のコールアンドレスポンスが、この日一番の声量でホール内に響き渡る。
ついにこの日ラストの曲へ。最後の曲は、AsIs唯一のサブスクで配信されていない曲『愛を叫ぶ』。ライブでしか聴けない貴重な曲であるにもかかわらず、“シング・アロング”形式で、客席のファン同士も肩を組んで熱唱した。
最後は副キャプテンに就任することとなった北川姫子からメッセージが送られた。「皆さん、今日はツアーFINALという特別な日に、私たちと一緒に時間を過ごしてくださり、本当にありがとうございました! 毎公演ステージに立つたびに、皆さんの声や笑顔に背中を押されてここまで走り抜けることができました。1公演1公演を重ねるたびに、私たちは強くなれたと心から感じているし、私たちにはまだまだ無限の“可能性”があるなと再確認することができました。だからこそ、ここにいる皆さんをもっともっと大きなステージに連れていきたいです! これから先どんな壁があっても、どんな困難が待っていても、私たちは絶対に立ち止まりません。FILTERなんてかけず、弱さも強さも全部さらけ出して、ありのままの自分たちを皆さんにお見せしていきます! 本日は、本当に本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝え、マイクを離し、7人全員が地声で「以上、AsIsでした! ありがとうございました!!」と叫び、大きな歓声と拍手に送られステージを後にした。
およそ2時間、とにかく息つく暇もないほど怒濤(どとう)のパフォーマンスで満員の観客を魅了したAsIsの7人。来年3月に開催されることが発表された『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』。今回の会場人数をはるかに上回るキャパがあるというが、今の彼女たちの勢いなら、必ずや成功するに違いない。
『AsIs 1st TOUR -NO EDIT. NO FILTER.-』TOKYO FINALセットリスト
M-1 Overture
M-2 be yourself
M-3 あと、1センチの本音
M-4 僕は気付いてた(※撮可曲)
M-5 ツワブキ(※撮可曲)
MC
M-6 ありのままの姿
M-7 Braver!
M-8 好きなだけ好きでいる
M-9 きみの好きを否定なんかしない
M-10 手錠を壊せ!
M-11 We are IDOL(※新曲)
MC
M-12 「拝啓、過去の自分」
M-13 いつかの僕らの声に応えて
M-14 大人の青春
M-15 NO FILTER.
アンコール
M-16 絶望歌(※新曲)
MC
M-17 Black Swan
M-18 特別アドラブル
M-19 愛を叫ぶ
MC
写真で振り返る『AsIs 1st TOUR -NO EDIT. NO FILTER.-』TOKYO FINAL























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