祝『放送作家松田好花 リターンズ』放送決定!番組ディレクター・町田拓哉が語る、唯一無二のタレント性

撮影/神藤剛
日向坂46松田好花が放送作家としてゼロから番組作りに挑む『放送作家松田好花 リターンズ』が、8月11日10時5分からテレ東にて放送決定! これを記念して、『BUBKA』(2025年4月号)の「松田好花特集」から、番組ディレクター・町田拓哉氏のインタビューをお届けします。松田が「もう二度とやりたくない」「後10年はやりたくない」と語るほど追い込まれた前回の『放送作家松田好花』の舞台裏や、「類似タレントが思いつかない唯一無二の存在になりつつある」と言わしめる彼女の魅力を語ってもらいました。
努力で圧勝
──今回はテレビマンから見た松田好花さんの魅力について語っていただければと思うのですが、まず町田さんの経歴からお聞きしたいです。ネットで調べると、佐久間宣行さんとの対談記事が出てくるのですが、どういったご関係なのでしょうか。
町田拓哉(以下、町田):テレビ東京に入社して1年目のときに、『青春高校3年C組』という週5日生放送をする番組が立ち上がったのですが、そのときADとして佐久間さんの下についていたんです。テレビ東京を退社されてからも、自分が企画演出をした『盛ラジオ』という番組でMCとして出演してもらったりしました。
──『盛ラジオ』では初回ゲストに松田さんが抜擢されていましたが、そのときが松田さんとの最初のお仕事だったんでしょうか?
町田:自分が企画した番組だと『盛ラジオ』なんですけど、最初は『有吉ぃぃeeeee!』という番組と連動してテレビ東京が行っている高校生eスポーツ大会「ステージゼロ」でした。当時は日向坂46さんが「ステージゼロ」の応援マネージャーを務めていたんです。その中で、ゲームを知ってもらうために日向坂の皆さんにやりこんでもらう生配信を行っていて。『クラッシュ・ロワイヤル』というゲームを担当してくれた松田さんが、めちゃくちゃ練習してきてて、毎週のように色んなゲームをやり込んでいる番組スタッフと遜色ないくらい強かったんですよ。その時に「変わった人がいるなぁ」と認識して。その後、『有吉ぃぃeeeee!』の配信イベントで、高橋名人と松田さんでシュウォッチ連射対決をする機会があったんです。番組本編で高橋名人が衰えて全然連射できないくだりがあったので、「いまなら練習したら勝てるんじゃないか」くらいのちょっとした悪ふざけの企画でした。本人にシュウォッチを渡しにいったのは本番の5日前位だったんですけど、結果、松田さんが圧勝して。「この人、なんでも頑張るじゃん(笑)」と思って、その頃からいつか勝負の企画で仕事したいなと考えてました。
──『盛ラジオ』での松田さんの立ち振る舞いはいかがでしたか?
町田:MCの佐久間さんが「松田さん、この番組やってました?」と言うくらいコメントが上手くて。偉そうな言い方に聞こえるかもしれませんが、「優秀な人だな」と思いました。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で活躍している興津さんという放送作家さんに入ってもらったんですけど、その方もプレビューを観て「彼女、すごいですね」と松田さんのコメント力に驚いてました。制作サイドの意図を完璧に読み取ってくれるので、スタッフにとっては助かる存在です。
──業界内での評価も着実に得ていると。
町田:だと思います。キャスティング会議で、松田さんの名前があがる機会がめちゃくちゃ増えたと思います。だって、どんなシチュエーションでも活躍するじゃないですか。『THE TIME,』(TBS系)では、わかりやすい的確なコメントで情報を伝えているし、『松田好花のオールナイトニッポンX』では聴取率トップが続いている。アイドルなのに、顔を出さないラジオで面白いってすごいですよね。松田さんは類似タレントが思いつかない唯一無二の存在になりつつあるので、これからさらにタレントとして重宝されると思いますね。