AMEFURASSHI最新EP『Four Hearts』リリース記念対談|全収録曲のプロデュースを務めたstyが語る制作秘話「ある日突然、ガレージハウスがやりたいって言われて」

キービジュアルの導き
──そして今回、最新EP『Four Hearts』の全曲をstyさんが手掛ける形になったわけですけど。
佐藤 いつかはと考えていたんですけど、お忙しい方で大きい仕事もされているので、いいタイミングがあればと思っていました。そしたら、2月のワンマンライブ『AMEFURASSHI Live「Sweetie, Lovely, Yummy!」』で作ったキービジュアルを、styさんがかなり気に入ってくださってると聞いて。
sty めっちゃかわいかったんですよ。本人たちが前面に出るのではなく、顔が見えない女子高生がスマホにメンバーのアクスタとかを付けてるビジュアルで、この女の子はバスケ部だなみたいなこともイメージできて。
佐藤 ストーリーが(笑)。
sty そうなんです。すごくかわいいし、ストーリーが妄想できるビジュアルでいいなと思ったんですよね。そのビジュアルの世界が本当に存在しているような、このスマホを持ってる女の子がこの世界にいるみたいに見えたんです。その世界に、自分も入りたいと思わせてくれたというか。
佐藤 それで、酒見さんにご連絡していろいろと話を進める中で、最終的にEPに収録する5曲すべてをstyさんにお願いさせていただくことになって。本当に良かったです。
──楽曲制作は、どのように進めていったんでしょうか?
sty これまでAMEFURASSHIさんで僕がやってた曲っていうのは、『Love is love』とか『Fly Out』は激しめの曲でしたけど、基本的にあんまり歌い上げない、静かにボーカルのテクスチャーを聴かせる、それぞれの人が持ってる声の良さをASMRみたいな感じで聴いていただく感じの曲が多かったんです。でも、それだけじゃなくいろいろ変化があってもいいなと思って、『Sweetie, Lovely, Yummy』のあとに『WILD』と『Love love love』を佐藤さんに聴いていただきました。その3曲は、よく言えばいろんなタイプの曲だけど、悪く言えばバラバラな印象にもなっていて、それを成立させるために佐藤さんが“喜怒哀楽”というコンセプトを見つけてくださって、最終的にまとまった形です。
佐藤 『WILD』と『Love love love』を出していただく前に、Spotifyでプレイリスト共有していただいて。
sty あ、そうです、そうです!
佐藤 そのときに、styさん的にこんなんどうですかってのを、わーっと入ってるのをいただいて。で、それを僕も聴きながら、これいいっすね、これありかもっすねっていくつかピックアップして。その中でブリトニー(・スピアーズ)っぽい、王道ポップスみたいなのをやりたいなと思ったんで、そういうのもいいですねってお伝えしてたんですよ。そしたら、『WILD』と『Love love love』が返ってきて。
──プレイリストを共有するって面白いですね。
sty ムードをプレイリストで作るっていうのが、すごい好きで。オファーをいただいたあと、こういう曲が欲しいっていうミーティングのときに自分でプレイリストを作るんですよ。10曲ぐらいの。で、それぞれの曲のこんなところからヒントをもらってみたいな感じで、よくやるんです。それを今回は共有したという。
佐藤 めっちゃわかりやすかったですよ。僕もEPとかアルバムの制作のときがそうなんですけど、1回プレイリストを作るんです。頭の中にリファレンスの曲とかあって。で、それをデモができたら差し替えて、最終的には AMEFURASSHIの曲で1枚の作品ができあがるっていう(笑)。
取材・文/大久保和則
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