2025-06-17 07:30

AMEFURASSHI最新EP『Four Hearts』リリース記念対談|全収録曲のプロデュースを務めたstyが語る制作秘話「ある日突然、ガレージハウスがやりたいって言われて」

AMEFURASSHI

ハイセンスな楽曲でアイドルシーンに一石を投じてきたAMEFURASSHIが、新作EP『Four Hearts』を5月27日にリリース。これを記念して、J-POPシーンで数々のヒット・ソングを世に生み出し、今作の全曲プロデュースをつとめたsty氏とAMEFURASSHIマネージャー兼プロデューサーの佐藤守道氏、sty氏のマネージャーを担当する酒見徴氏を招き、楽曲制作秘話と彼女たちの可能性について語ってもらった。

やりきった方が面白い

──5月27日にリリースされたAMEFURASSHIの5曲入りEP『Four Hearts』は、これまで『Love is love』などを手掛けてきたstyさんが全曲プロデュースということで、styさんとstyさんが所属するディグズ・グループの酒見徴さん、AMEFURASSHIのチーフマネージャーである佐藤守道さんに登場していただき、新作の魅力やAMEFURASSHIの現在地、そしてこれからを語っていただければと思います。

佐藤守道(以降、佐藤) ディグズさんとは2021年にリリースしたシングル『BAD GIRL』からお仕事をさせていただいてるんですが、アルバムの『DROP』までご一緒させていただいたところで、酒見さんから満を持した感じで「うちにstyというクリエイターがおります」と。もちろん存じ上げていたんですが、当時の僕の中のイメージとしては、やっぱり大ヒットした(sty作詞、stya・Maozon作編曲の三代目J Soul Brothersの)『R.Y.U.S.E.I.』のイメージがめちゃくちゃ強くて。確かにああいう強いのもありなのかなと思いつつ、いろいろと調べて聴かせてもらったら、これはもしかしたら面白いご相談をできるんじゃないかと思って、styさんに最初にお願いしてできたのが、『Love is love』(2022年リリース)でした。で、最初から特大ホームランが返ってきたっていう(笑)。確か、ガレージハウスっぽいものをやりたいと、ざっくりお伝えして作っていただいたと思います。

sty その前のAMEFURASSHIさんを聴いて、自分が知ってるアイドルさんと比べると変わったことをされてるっていう認識はあったんですが、ある日突然ガレージハウスがやりたいって言われて、「え! 大丈夫かな?」みたいな(笑)、いい意味でびっくりが大きかったんですけど。

佐藤 酒見さんにも「大丈夫ですか?」っていつも聞かれるんですけど、「全然大丈夫です!」って答えますね(笑)。

酒見マネージャー そうですよね(笑)。

佐藤 楽曲を通して、メンバーも僕も新しく発見していくことがしたいので、むしろやるならクリエイターの方にやりきってほしいんです。

──AMEFURASSHIとのファーストコンタクトでは、どんな感触をつかみましたか?

sty 今でこそ4人の性格やキャラクター、グループ内での立ち位置とかわかるんですけど、最初は何もわかってない状態でネット上の情報をめっちゃ調べて。レコーディングを進めていくにつれて、この人にはこういうところもあるのか、こんな考え方もするのかみたいなことを、ちょっとした会話から感じられたりもして、じゃあ次は……って考えてしまうことが多かったですね。特に『Love is love』をやらせていただいたときは、本人たちのボーカルのレンジとか得意なトーンとか、あんまよくわかんないでやってたので(笑)。そこから、「これができるんだったら、次はこれができんじゃん」ってアイデアがどんどん生まれていって、すごく楽しかったですね。

──これまでのレコーディングで、何か印象的なエピソードを教えてください。

sty ボーカルレコーディングで、本人は「今日は声がかすれてて、すいません!」みたいなことを言うんですよ。でも僕は、「そのかすれがいいです!」というやりとりをしたりします。例えば、歌を歌って本人的にはうまくできなかった。それで「ごめんなさい! もう1回やらせてください!」ってトライしてくださるんですけど、僕は「いや、今のめっちゃ良かったですよ。聴いてみてください」って言って。そうやって、本人たちが良くないと思い込んでいる部分を塗り替えて、歌に関する意識を変えていく。自分の感情と他人に聴こえる歌の良さはまた別だから、あんまり凝り固まらなくていいんですよって、そういうやりとりがすごく楽しいです。逆のパターンもあって、僕が出したデモではこういう歌い方をしてるのに、彼女たちは違う解釈で歌ってきて、それがめっちゃいいとか。そういう新たな発見、自分の長いキャリアの中でこれがいいと思っていたものが、覆される瞬間が彼女たちの歌の解釈にはあるんです。それが、すごく面白いんですよ。

佐藤 僕、いつもレコーディングを見てるんですけど、styさんの引き出し方がめっちゃうまいんですよ。僕も知らなかったメンバーたちの歌い方が出てきたり、本人たちも歌に対する視野が広がったと思います。

乃木坂46矢田萌華表紙:BUBKA (ブブカ) 2025年 7月号

【乃木坂46矢田萌華表紙:BUBKA (ブブカ) 2025年 7月号】
Amazonで購入

セブンネットショッピング限定特典:乃木坂46矢田萌華ポストカードA、1枚付きを購入
セブンネットショッピング限定特典:乃木坂46矢田萌華ポストカードB、1枚付きを購入
セブンネットショッピング限定特典:乃木坂46矢田萌華ポストカードC、1枚付きを購入

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING11:30更新

  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 櫻坂46あるある!? 「藤吉夏鈴が退出しました」にキャプテン・松田里奈が注意するも、本人は「記憶にございません」
  3. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  4. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  5. 乃木坂46一ノ瀬美空の猛攻に“全日本代表のサバサバ女”松尾美佑もたじたじ
  6. 日向坂46、後輩たちへ受け継がれる野球愛…意外なバッティングセンスにも注目
  7. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  8. 櫻坂46向井純葉、山﨑天“天くん”のイケメンぶりにパニック「こっち来ないでください!」
  9. 私立恵比寿中学 小久保柚乃2nd写真集『こくぼづかん 2』表紙カット解禁
  10. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」
  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 櫻坂46あるある!? 「藤吉夏鈴が退出しました」にキャプテン・松田里奈が注意するも、本人は「記憶にございません」
  3. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  4. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  5. 乃木坂46一ノ瀬美空の猛攻に“全日本代表のサバサバ女”松尾美佑もたじたじ
  6. 日向坂46、後輩たちへ受け継がれる野球愛…意外なバッティングセンスにも注目
  7. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  8. 櫻坂46向井純葉、山﨑天“天くん”のイケメンぶりにパニック「こっち来ないでください!」
  9. 私立恵比寿中学 小久保柚乃2nd写真集『こくぼづかん 2』表紙カット解禁
  10. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」