私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと

撮影/玉井美世子
苦しさもエンタメに
愛来 私は、えびちゅうさんの『スーパーヒーロー』が、ずっとすごく好きで。
真山 ね! 前から言ってくれてる。
愛来 えびちゅうさんのいろんな楽曲、楽しい曲だったり、汗をかいてみんなで盛り上がる曲も好きなんですけど、魂で歌ってるえびちゅうさんが大好きでなんです。メンバーさん全員が、もう汗とかでぐちゃぐちゃになってるけど、ただ伝えたいって思いだけで歌ってるのかなって感じたときに、ビンタされた気持ちになりました。ライブで『スーパーヒーロー』を見て泣いたこともあるし、えびちゅうさんについていきたいって気持ちになったし、『スーパーヒーロー』は自分の中でかなり大きいですね。
真山 いつか、『スーパーヒーロー』みたいな曲をパフォーマンスするAMEFURASSHIも見てみたいけどね。
愛来 私からりかちゃんに聞きたいことがあるんですけど、いいですか?
真山 もちろん。
愛来 私だけじゃなくてAMEFURASSHIは全員そうなんですけど、けっこう落ち込みやすいんです。それで逃げたいって思ってしまうこと、あきらめてしまいそうになることもあって。もしりかちゃんにもそういう感情になるときがあるとしたら、どういうマインドで乗り越えてるのか気になります。
真山 そういう気持ちになるときはあるけど、私はあんまり気にしてないの。だって、そういう感情になれるのって素敵なことじゃない? 楽しいときはずっと続くわけじゃないし、苦しいときがあるからこそ「あ。今めっちゃ楽しいときなんだ!」って気づけたりもするから。それに楽しい時間がずっと続くことがないのと同じで、苦しい時間もずっと続くわけではないから。苦しさにも波があるし、今日はそういう日なんだな、みたいな。
愛来 あー、なるほど。
真山 今日はそういう日で、今はこういう気持ちだけど明日は大丈夫。きっと、寝たら良くなる。私はそういう考え方を常に頭に置いてて、落ち込んでる自分をちょっと楽しんであげる。俯瞰する自分を作る。そうすると、気持ちが楽になるかもしれない。
愛来 すごい。ありがとうございます。
真山 カウンセラーみたいになっちゃった(笑)。
愛来 ごめんなさい(笑)。でも、話していただいたような観点はなかったです。落ち込んだり、逃げたいと思うのは、そう思っちゃう自分が悪いんだって。
真山 全然そうじゃないよ。だって、我々の職業ってさ、どんな感情もエンタメとしての表現になるから。今日は苦しいなって、そういう気持ちを抱えて歌ってるだけで、その気持ちは意識しなくてもパフォーマンスににじみ出てくる。私、この前のライブ(5月11日に愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホールで開催された、『小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー』)で、『春の嵐』って曲を久しぶりに歌ったの。歌ってたらふたをしてた自分の気持ち、最近の気持ちがあふれて、涙しながら歌ったんだよね。
愛来 そうなんですね……。
真山 で、私は今こう思ってんだ、最近ちょっと悩むことがあったんだって気づいて。
愛来 すごい。
真山 あくまで個人的な意見だけど、アメフラちゃんもそういう部分をむき出しちゃってもいいんじゃないかって思う自分はいる。楽曲の方向性はあるだろうけど、ステージの上は自分たちのものだし、ファンとしてはそんな姿も見てみたいんじゃないかな。
取材・文/大久保和則
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