【インタビュー】AMEFURASSHI・愛来「いつ誰に見られてもいいよう、何があっても最高の状態に保ち続ける」

撮影/篠田直人
ハイクオリティな楽曲を武器に、着実に歩みを進めるAMEFURASSHI。彼女たちが、より大きな上昇気流に乗るために必要なものは何か。グループのエースである愛来に直撃した。
種蒔き時期
――5月27日に5曲入りEP『Four Hearts』のリリースがあり、8月19日にはZepp DiverCityでのワンマンライブが控えているAMEFURASSHIですが、グループの雰囲気は今どんな感じですか?
愛来:2月に『Sweetie, Lovely, Yummy』をデジタルリリースして、ワンマンライブも終えて、今はまた次のステップに向けて進んでいこうという時期です。私自身は、去年の夏に脚を骨折してから、思うように活動できない時期もあったりして焦りもあったんですけど、最近になってやっと気持ちが整理されて落ち着いてきました。今はしっかり力を溜めつつ、EPのリリースや夏フェス、8月のワンマンに向けてボルテージを上げていく時期なのかなって思っています。その中で、自分たちができることは何でもやっていきたいと思って、メンバーといろいろ話しているところです。SNSのこと、ダンスプラクティス動画とかのYouTubeコンテンツのこと、例えばですけど、レンタルルームを借りて台本も何もなしでカメラを回して、メンバーの日常を配信しても面白いのかなとか。何がどうつながるかわかんないけど、できることはとりあえずどんどんやってみようって考えを、メンバー全員が持っている感じですね。
――自分たちができることをしっかりやって、さらに大きな上昇気流に乗っていくための種を蒔くというか。
愛来:より大きな上昇気流に乗るために何より大事なのは、常にグループを最高の状態に保って、素晴らしいパフォーマンスを届け続けることだと思ってます。それがないと、いくらSNSでバズっても意味がないと思うので。昔ってTikTokがなくても売れた曲、売れたアーティストさんはたくさんいるわけで、それは楽曲やパフォーマンスの魅力、実力があったから。もちろん今の時代はSNSに投稿していろんな種を蒔くことも必要だけど、そればっかりに気を取られるのは良くない気がするんです。いつ誰に見られてもいいように、何があってもグループを最高の状態に保ち続けることが、結局は何より一番大事なのかなって思います。
――確かに、SNSはきっかけ作りにはすごく有効だけど、その先に中身がなかったら、例えバズったとしてもバズっただけで終わりで、次につながらないですからね。
愛来:SNSの話でいうと、エゴサがだいぶ減ったんですよ、私。前が10なら、今は2ぐらいですね。そういうコンテンツは、2日に1回見るぐらいになりました。
――そもそも、メンバーの中で一人だけXのアカウントがないですよね。
愛来:続かないからです。向いてないんですよ。引用とかよくわかんないし、本当にダメなんです。
――おじさんみたいですね。
愛来:それはやだ(笑)。
――毎日の「おはよう」と「おやすみ」を欠かさないアイドルもいますけどね。
愛来:私は、インスタとTikTokでもう手一杯です!
裏テーマはLOVE
――5月リリースのEP『Four Hearts』は、どんな内容になってるんですか?
愛来:『Sweetie, Lovely, Yummy』と新曲が収録されてます。私、今までのアルバムやシングルの中で一番好きかもしれないです。コンセプトは“春夏秋冬”です。
マネージャー:“喜怒哀楽”ね。
愛来:間違えた(笑)。コンセプトは、“喜怒哀楽”です!
――このくだり、原稿に使いますね。
愛来:けっこうやだ! すごくやだ! めっちゃ恥ずかしい(笑)。
――それはさておき、「今までの作品の中で一番好き」だと思えるのは、現在進行形のグループとして素晴らしいことだと思います。
愛来:これまでもいろんな曲を発表してますけど、また新しいジャンルの曲ができるんだなって、すごくうれしいです。AMEFURAS SHIの今年1年の裏テーマが〝LOVE〞なんですけど、そのテーマが活かされている曲があったり、心が穏やかになる曲、自分が強くなった気持ちになれる曲、楽しくてハッピーになってつい体が動いちゃう曲があったり。いろんなタイプの曲を聴いてもらえる自信作なので、ぜひ楽しみにしていてほしいです!
取材・文/大久保和則
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